「西洋文明の運命」はトランプ氏の再選次第 マスク氏




【ワシントンAFP=時事】世界一の大富豪イーロン・マスク氏は17日、米大統領選の激戦州ペンシルべニアで、5夜にわたって共和党候補ドナルド・トランプ前大統領を応援するイベントを開始し、「西洋文明の運命」はトランプ氏の再選にかかっていると訴えた。≪写真はドナルド・トランプ前米大統領の選挙集会に登壇した実業家のイーロン・マスク氏〈右〉。ペンシルベニア州バトラーで≫
マスク氏はフィラデルフィア郊外フォルソムで開いた対話型集会で、「ペンシルベニア州がこの選挙の要であることは、いくら強調してもし過ぎることはない」「そしてこの選挙は米国の運命だけでなく、西洋文明の運命をも決するものになると思う」と主張した。
マスク氏によれば、このイベントには、大統領選の期日前投票を済ませ、「言論の自由と武器所持の権利を支持する」嘆願書に署名すれば誰でも参加できる。
来月5日の大統領選投票日まで3週間を切る中、トランプ氏は民主党候補のカマラ・ハリス副大統領と接戦を繰り広げている。
7月にトランプ氏支持を表明したマスク氏は、ジョー・バイデン政権を痛烈に批判し、不法移民や選挙不正に関する極右の誤情報を頻繁に拡散している。
「移民賛成派」を自称するマスク氏は、イベント初夜の大半を費やして犯罪と国境警備について語り、南部国境の現状を映画『ワールド・ウォー Z(World War Z)』になぞらえ、「ゾンビによる世界の終末」と呼んだ。【翻訳編集AFPBBNews】

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