5人の首なし遺体発見=麻薬カルテル関与か―メキシコ

【サンパウロ時事】メキシコ中部ハリスコ州オフエロスで13日、ポリ袋に入った5人の首のない遺体が道路上で発見された。近くで同じ5人のものとみられる頭部が入った袋も見つかった。警察などは、麻薬カルテルが殺害に関与したとみて捜査している。
検察によると、5人はいずれも男性とみられ、ズボンだけを着用していた。年齢など詳細は不明。
同州は「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」と呼ばれる新興の麻薬カルテルが拠点を置いており、メキシコ最大規模の麻薬カルテル「シナロア・カルテル」との抗争が激化。殺人事件が多発している。
メキシコでは政治家も麻薬カルテルの標的となっている。6日には就任間もない市長が首をはねられて殺害される事件が発生。1日に就任したシェインバウム大統領は、殺人や誘拐などの重大犯罪を減らすための戦略を発表した。

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