ガザの新停戦案議論か=米長官、仲介役エジプト訪問

【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスによる停戦合意を目指すブリンケン米国務長官は18日、共に仲介役を担うエジプトを訪問した。難航している交渉の妥結に向け米国が準備している新たな停戦案などに関し、エジプト側の高官らと議論するとみられる。
イスラエルの隣国レバノンでは17日、ハマスと連帯するイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らの通信機器が相次ぎ爆発し、複数の死者が出る事件が発生した。ハマスは「シオニスト(イスラエル)によるテロ攻撃だ」と批判する声明を発表。イスラエルへの敵対姿勢を強めており、ガザの停戦交渉が一層困難になる恐れがある。
交渉では、イスラエルがガザの対エジプト境界地帯への軍駐留継続を主張する一方、ハマス側もイスラエルで収監中のパレスチナ囚人の新たな釈放を要求。折り合いがつかない状態が続いている。

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