中国、巨大な金鉱脈を発見 埋蔵量1千トンの見方、株上昇に慎重論も
中国の湖南省地質院は21日、同省平江県で40本以上の金の鉱脈を発見したと発表した。国営新華社通信などが報じた。専門家の見解として、金の埋蔵量は1千トン以上、現在の価格で6千億元(約12兆8千億円)に達する可能性があると伝えている。
報道によると、金の鉱脈が発見されたのは地下2千メートルより深い地層で、最も含有率が高いと1トンの鉱石中に138グラムの金を含むという。この地区では現在までに300トンの金資源が発見された。
さらに、地下3千メートルより深い地層で1千トン以上の金が眠っている可能性が報じられると、貴金属関係の株価が上昇。しかし、上海の経済メディアは、企業が採掘する地層より深いことや金の含有率はばらつきが大きいことなどから、業界関係者の「理性的に見る必要がある」との声を報じている。(小早川遥平)
11/22 14:30
朝日新聞社