ウクライナの長射程ミサイル使用、ロシア反発 米は対人地雷も提供か
米国、ウクライナの複数のメディアは19日、両国高官がロシア南西部の軍施設に対するウクライナ軍の攻撃に米国提供の長射程ミサイル「ATACMS(アタクムス)」が使われたことを認めた、と伝えた。ロシアは、ペスコフ大統領報道官が「ロシアに戦略的敗北をもたらすことが目的だ」などと述べるなど、米欧への反発を強めている。
ATACMSをめぐっては17日、米メディアが、バイデン米政権がこれまでの方針を転換し、ウクライナに対してロシア領内への攻撃に使用することを許可したと報じている。
ロシア国防省はATACMSによる攻撃だったと発表し、6発のうち5発を撃墜して1発を破損させたとしている。ただ、ロイター通信は米高官の一人がロシア軍が撃墜したのは8発のうち2発だけと述べたと伝えた。
11/20 20:00
朝日新聞社