インドネシア新大統領、就任後初の外国訪問は中国 習近平氏と会談

中国の北京で2024年11月9日、人民大会堂で開かれた式典に参加した習近平国家主席(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=ロイター

 インドネシアのプラボウォ大統領が、10月の就任後初の外遊先として中国を訪れている。9日に習近平(シーチンピン)国家主席と会談し、経済協力の強化などを協議した。中国の後は米国を訪問し、「バランス外交」をアピールするねらいがあるとみられる。

 インドネシア大統領府によると、会合でプラボウォ氏は「両国は様々な分野で緊密なパートナーとなっている」と述べ、さらなる関係の強化を訴えた。中国国営中央テレビによると、会談で習氏は両国がグローバルサウスの主要メンバーであることを強調した。今回の訪中は習氏の招待で実現したといい、会談ではインフラ投資などについて話し合った。

 インドネシアは外交方針に「非同盟・中立」を掲げ、米中対立でもその立場を取る。プラボウォ氏も就任演説で「インドネシアはノンブロック(どの陣営にも属さない)」と説明し、これまでの方針を継続する意向を示している。

■中国は「好意的」な反応

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