ガザ戦闘1年の日 イスラエル軍、ハマス、ヒズボラ、フーシと交戦

レバノン南部で2024年10月7日、イスラエル軍の空爆で上がる煙=ロイター

 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスによるイスラエルへの越境攻撃で始まった戦闘から1年となった7日、イスラエルはガザではハマス、レバノンではハマスと共闘する親イラン組織ヒズボラへの攻撃を続けた。ヒズボラはイスラエルに向け100以上のミサイルを発射した。

 イスラエル首相府の発表によると、ネタニヤフ首相は7日、ハマスの攻撃で犠牲となった人々の追悼式で流されたビデオ演説で、昨年10月7日について「国の歴史に、悲しみや喪失、想像を絶する苦悩の日として刻まれる」と語った。ガザの人質全員の解放のほか、戦闘によって避難を強いられたイスラエル市民の帰還といった目標を果たすまで戦い続けると訴えた。

 一方、AFP通信によると、ハマスの報道担当者は「敵にとって犠牲の大きい長期の消耗戦で闘い続けることを選択した」と表明した。英BBCによると、ハマスは商都テルアビブに向けロケット弾を発射した。

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