中東、経済など互角の政策論争に 米副大統領候補、中傷合戦は避ける

アメリカ大統領選2024 副大統領候補の討論会

 米大統領選の副大統領候補によるテレビ討論会が1日、ニューヨークの会場で開かれた。民主党のミネソタ州知事ウォルズ氏(60)と共和党のバンス上院議員(40)は比較的冷静に政策論争を交わした。持ち味を生かした互角の討論となり、接戦が見込まれる大統領選の大勢に影響するような結果にはならなかった。

 ウォルズ氏とバンス氏はいずれも、大統領選でカギを握る米中西部の出身。大統領候補のハリス副大統領(59)とトランプ前大統領(78)の2度目の討論会にはトランプ氏が難色を示し、開催のめどは立っていない。今回が、大統領選に関わる候補が討論する最後の機会になる可能性がある。

 討論会を主催した米CBSによる世論調査では、勝者としてバンス氏が42%、ウォルズ氏が41%の支持を集めた。CNNの調査でもバンス氏が51%、ウォルズ氏が49%で、拮抗(きっこう)した結果となった。

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