ゼレンスキー氏がバイデン、ハリス氏と対ロ計画協議 党派対立に苦慮

米ホワイトハウスで26日、会談したバイデン米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター

 ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、米ホワイトハウスでバイデン大統領、ハリス副大統領とそれぞれ会談し、対ロシアの「勝利の計画」について協議した。大統領選が近づく米国ではウクライナ支援を巡る党派対立が激化し、支援を生命線とするウクライナはバランスに苦慮している。

 バイデン氏は会談で「ロシアが戦争に勝つことはない」と語り、ウクライナの勝利に必要な支援を続ける決意を示した。防空強化や防衛産業基盤の育成などに計79億ドル(約1・14兆円)の追加軍事支援も発表。長射程ミサイル「JSOW」の提供や、米国製戦闘機F16について、来年に18人のパイロットの追加訓練を実施することも決めた。

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