今度は「子供を持たない主義」の宣伝禁止 ロシア議会が法案審議へ
ロシアのボロジン下院議長は24日、「子供を持たない主義」の宣伝を禁止する法案を審議入りさせる準備に入ったと明らかにした。メディアは政府が法案に賛成したと報道。性的少数者に関する情報発信を禁じる法律に続き、プーチン大統領が重視する「伝統的家族観」に反すると見なされる情報発信への締め付けがさらに強まりそうだ。
ボロジン氏のSNSへの投稿によると、「チャイルドフリー・プロパガンダ宣伝禁止法」と呼ばれる法案は、成立すればメディアやSNSを含むインターネット上、映画、広告などで「子供を持たない主義」を広めることを禁じ、違反した一般の個人には最高40万ルーブル(約62万円)、公務員には同80万ルーブル、メディアなど法人には同500万ルーブルの罰金が科されるという。
タス通信は、外国人が違反した場合は、5万~10万ルーブルの罰金を科すか、15日間拘束した上で、国外追放処分にするとも報じている。
09/25 05:00
朝日新聞社