知人に預けた手紙で「トランプ氏暗殺計画」 フロリダで拘束の容疑者

2024年9月15日、米フロリダ州マーティン郡で拘束されたライアン・ウェズリー・ラウス容疑者。同郡保安官事務所提供=AP

 米フロリダ州のゴルフ場でトランプ前米大統領を狙おうとした暗殺未遂事件で、検察当局は23日、拘束された容疑者が事件の数カ月前に「ドナルド・トランプに対する暗殺計画だった」という内容の手紙を知人へ預けていたことを明らかにした。裁判所に提出した書面で、手紙の写真などを添付した。容疑者が以前からトランプ氏を狙う計画を立てていた可能性を示す内容だ。

 事件は15日に発生した。トランプ氏がゴルフをプレーしている最中、大統領警護隊(シークレットサービス)が茂みの中からライフルの銃身が突き出ているのを見つけ、発砲。ライアン・ウェズリー・ラウス容疑者(58)は車に乗って逃走したが拘束され、不法に銃を所持していた罪などで訴追された。

 23日にラウス容疑者が裁判所に出廷し、拘留が決まった。ロイター通信によると、検察側は暗殺未遂の罪でも訴追を目指す方針を明らかにした。

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