「誰もバイデンとカマラを暗殺しようとさえ…」 マスク氏、投稿削除

イーロン・マスク氏=ロイター

 起業家イーロン・マスク氏が15日、バイデン米大統領とハリス副大統領について「誰もバイデンとカマラ(ハリス氏)を暗殺しようとさえしない」とX(旧ツイッター)に投稿した後、批判を受けて投稿を削除した。米メディアが報じた。11月の米大統領選を控え、マスク氏の暴力をあおるような発言に批判が集まっている。

 報道によると、問題の投稿は15日、フロリダ州でトランプ前大統領の暗殺未遂が起きた後に投稿された。元の投稿は「作成者により削除されました」との表示が出て、現在は見られなくなっている。

 マスク氏は15日、批判を受けた投稿について「誰も試みもしなかったということを言いたかった」と弁明。16日の投稿では「ジョークは人々が文脈を理解しないと面白くなくなることがわかった」として、冗談だったことを示唆した。

 トランプ氏を支持するマスク氏は7月にもハリス氏の偽動画を拡散するなど、自身が所有するSNSでの言動に批判が強まっている。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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