トランプ氏「重要な大統領だけが狙われる」…2度目の暗殺未遂事件後初の選挙集会

 【ワシントン=田島大志】米共和党のトランプ前大統領は17日、2度目の暗殺未遂事件後、初めて選挙集会に出席し、事件に関し「なぜ私が狙われたのか不思議に思うだろう。重要な大統領だけが狙われるのだ」との見方を示した。ミシガン州での集会で語った。

ミシガン州で行われた集会で演説するトランプ前大統領(17日)=AP

 暗殺未遂事件を巡っては、トランプ氏を支持する実業家イーロン・マスク氏が15日に「誰もバイデン(大統領)やハリス(副大統領)の暗殺を企てようとさえしない」とX(旧ツイッター)に投稿し、暗殺を望んでいるようだとして批判を浴びて削除していた。

 民主党の候補として大統領選に臨むハリス氏は17日、暗殺未遂事件を受けてトランプ氏に電話し、「無事で安心している」と伝えた。

 トランプ氏は17日の演説で「素晴らしい電話をもらった。とても良かった」と語った。大統領や大統領候補が「危険な仕事だ」と指摘し、警護強化の必要性を改めて強調した。

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