北朝鮮が発射の弾道ミサイル 「2発目は失敗の可能性」と韓国軍分析

2024年6月28日、朝鮮労働党中央委員会総会で発言する金正恩総書記。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信

 北朝鮮が1日朝に北東の方向へ弾道ミサイル2発を発射したと、韓国軍合同参謀本部が同日発表した。このうち2発目については異常が起き、失敗した可能性があるとの分析を示した。

 韓国軍によると、ミサイル2発は1日午前5時5分ごろと同5時15分ごろに北朝鮮南西部の黄海南道長淵(チャンヨン)付近から、北東の方向に発射された。

 1発目は短距離弾道ミサイルで、約600キロ飛行し、北朝鮮の東方沖に落下したという。2発目の飛行距離は約120キロとしている。

 2発目について韓国軍関係者は1日、「初期段階から正常に飛行が出来ず、爆発したなら残骸が(北朝鮮の)内陸部に落下した可能性がある」との見方を示した。

 北朝鮮は6月26日にも弾道ミサイルを発射している。北朝鮮側は、複数の弾頭を搭載する多弾頭化に向けて行った試験発射で「成功した」と主張した。ただ、韓国軍は「失敗を隠すための誇張」との見方を示していた。

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