「殺人装備だ」北朝鮮外務省、韓国軍のアパッチ追加導入に反発
北朝鮮外務省報道局の対外報道室長が22日、韓国軍が米国製アパッチ攻撃ヘリ(AH-64E)36機を追加導入することを非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国防総省傘下の国防安全保障協力局は19日、韓国に対して約5100億円規模のAH-64Eと関連物品の売却を承認したことを明らかにした。韓国軍はすでに36機のアパッチを保有しており、新規導入により計72機になる。
談話は、「米韓の大規模合同軍事演習の開始によって朝鮮半島における政治的・軍事的緊張状態が一層先鋭化している状況で米国が韓国に対する攻撃用兵器販売を公表したのは、地域での安保不安定を故意的に増大させる挑発的妄動だと言わざるを得ない」と主張した。
また、「世界の至る所で生じている安保危機は、米国の殺人兵器の提供が地域での軍事的対決と矛盾を激化させ、軍事的バランスを破壊して新たな衝突の危険を助長、拡大する核心の要因であることをはっきりと実証している」と述べた。
さらに、「米国が地域内の同盟国に対する戦争装備、殺人装備の提供に執着するほど、国家の安全利益と地域の平和を守るためのわれわれの戦略的抑止力は倍に強化されるであろう」と強調した。
そのうえで、「われわれは、日を追って無分別になる敵対勢力の軍事的しゅん動と殺人装備の納入によって招かれかねない軍事的アンバランスと不安定状況を統制・管理するための必須の自衛的軍事活動を持続的に決行していくであろう」と主張した。
08/23 17:56
デイリーNKジャパン