iPhoneの生産台数が1000万台減になるという予測、Apple Intelligenceによる回復は見込めず


2024年9月にiPhone 16シリーズが発売されましたが、受注減のため、端末生産が2024年10月から2025年6月にかけての9カ月で前年同時期と比べて1000万台減になる見込みであることを、Apple情報に詳しいアナリストの郭明錤(ミンチー・クオ)氏が報告しています。
iPhone 16 orders cut by around 10 million units for 4Q24–1H25; no evidence yet that Apple Intelligence could boost iPhone shipments in the near term | by 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Oct, 2024 | Medium
https://medium.com/@mingchikuo/iphone-16-orders-cut-by-around-10-million-units-for-4q24-1h25-no-evidence-yet-that-apple-48c126a33bc6
To avoid any misunderstanding, the 10 million units cut is the sum of three-quarters of cuts (from 4Q24 to 2Q25) https://t.co/t7Ddtb4je0— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) October 23, 2024
Report: Apple slashes iPhone 16 orders by 10 million units, but Pro sales look strong - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2024/10/23/report-apple-slashes-iphone-16-orders-by-10-million-units-but-pro-sales-look-strong/
郭氏によると、iPhone 16シリーズはProとPro MAXの人気があるものの、ほか2機種は人気薄で、生産台数は2024年第4四半期(10月~12月)が8000万台、2025年第1四半期(1月~3月)が4500万台、2025年第2四半期(4月~6月)が3900万台となる見込み。
「iPhone 16 Pro」フォトレビュー、iPhone 15 ProやiPhone 16と大きさや画面サイズを比べてみた - GIGAZINE


前年同時期の3期の生産台数はそれぞれ8400万台、4800万台、4100万台だったので、合計で1000万台ほど生産台数が減ることになります。
一方で、第4世代のiPhone SEが2024年12月から生産開始になると予想されています。郭氏によると、生産台数は2024年12月から2025年第1四半期にかけて860万台だとのこと。
また、「Apple IntelligenceによってiPhoneの販売台数が増加する」という見方があることについて、郭氏は「Apple Intelligenceが長期的には人気の有料サービスになる潜在力を持っていることを確信」しつつも、ただちに販売台数の増加に結びつくものではないと否定した上で「AI開発に伴うさらなるハードウェアの革新が必要になる可能性が高い」と述べました。

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