次期Apple Vision ProではM5チップ搭載&Apple Intelligenceが統合されると著名アナリストが言及
Apple関連の確度の高いリーク情報を取り扱う業界アナリストのミンチー・クオ氏が、次期Apple Vision Proに関する詳細を明かしました。次期Apple Vision Proは2025年下半期に量産が開始され、主なセールスポイントはM5チップの搭載とApple Intelligenceとの統合となるようです。
AI spatial computing to be the main selling point for new M5-powered Vision Pro; new Apple suppliers like Zhaowei in focus | by 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Sep, 2024 | Medium
https://medium.com/@mingchikuo/ai-spatial-computing-to-be-the-main-selling-point-for-new-m5-powered-vision-pro-new-apple-15f409ea6c15
The next Apple Vision Pro could have Apple Intelligence — how AI will reportedly fix the headset's flaws | Mashable
https://mashable.com/article/apple-vision-pro-apple-intelligence-m5
クオ氏によると、次期Apple Vision Proは記事作成時点では未発表のAppleシリコンであるM5が搭載されることとなる模様。初代Apple Vision ProはM2チップを搭載しているため、このチップがM5にアップグレードされることとなれば、コンピューティングパワーは大幅に向上することになります。
次期Apple Vision ProはM5チップを採用するものの、その他のハードウェア仕様および設計は初代モデルから大きく変更されることはないとのこと。そのため、次期Apple Vision Proではコストおよび販売価格を削減することができるはずであるとクオ氏は予想しています。
Apple Vision Proの設計上の最大の課題は、端末をより直感的かつ効率的に操作する必要があるという点です。これを改善するために、AppleはパーソナルAIのApple IntelligenceをApple Vision Proに統合することを計画しているとクオ氏は指摘しています。また、M5チップを搭載することで、Apple Intelligenceのユーザーエクスペリエンスを保証できるようになるとも言及しました。
M5搭載Apple Vision Proの販売価格がどの程度になるかは不明ですが、「コスト削減」と「重量とバッテリー寿命」を改善することができれば、Apple Vision Proはユーザーにとってより魅力的なデバイスとなり、「Apple Vision Proはヘッドマウントディスプレイや空間コンピューティングの主流となる可能性がある」とクオ氏は記しています。
なお、初代Apple Vision Proは大々的な宣伝と共に市場に登場したものの、発売以降はそれほど大きな話題となっておらず、販売台数もAppleが当初目標としていた100万台という数字を下回っていることが指摘されています。
そのため、AppleはApple Vision Proの2代目モデルよりも先に、廉価版モデルの開発に取り組んでいることが報じられています。
Appleは第2世代Apple Vision Proの開発を一時中断してより安価な廉価版モデルの開発を急いでいる - GIGAZINE
09/28 17:00
GIGAZINE