Uberは割引サービスを使うとその分だけ請求額をつり上げてくるとの報告

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Uberで割引特典を使用できるアカウントを持っていると、乗車サービスの請求額が割り増しになってしまうという現象を、旅行情報を扱うニュースブログのView From The Wingが報じました。
Uber Caught Overcharging? How Having Credits in Your Account Might Be Costing You - View from the Wing
https://viewfromthewing.com/uber-caught-overcharging-how-having-credits-in-your-account-might-be-costing-you/
View From The Wingのライターであるゲイリー・レフ氏がこの問題に気づいたのは、2024年9月上旬にUberアプリで配車をリクエストしたときのことです。
当時、レフ氏のアカウントには毎月American Expressから付与される15ドル(約2200円)分のクレジットが入っていました。Uberの公式サイトでの説明によると、American Expressのプラチナカードを持っている人には、会員特典として毎月15ドル分のUberキャッシュが贈呈されるとのこと。
レフ氏が料金の見積もりを見てみると、15ドルのクレジットを合算した合計運賃がいつもより高く感じられました。そのため、レフ氏はUberのライドシェアサービスを使うのをやめて、まずUber Eatsでクレジットを消化することにしたそうです。

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View From The Wingの読者からは、さらに具体的な情報が寄せられました。読者のチャールズ氏は、いつも同じ時間帯に同じ場所でUberを利用しており、運賃は大抵20ドル(約2800円)前後なのが相場だったとのこと。
しかし、チャールズ氏がコストコで20%割引のギフトカードを購入してアカウントにチャージしたところ、事前に予約した空港への乗車ではチャージした額が使えませんでした。しかも、チャールズ氏がいつも利用している区画での料金も20ドルから30ドル(約4300円)に跳ね上がってしまったとのこと。Uberの競合サービスのLyftで試してみると、料金は20ドルのままでした。
さらに、チャールズ氏がアカウントに残高がない人にスマートフォンを借りて予約を取ってみた結果、やはり請求額はいつもと同じ20ドルだったことがわかりました。

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この料金の割り増しがどの地域、あるいはどのユーザーに対して行われているのかは不明ですが、レフ氏は「あくまで私の推論ですが、これはユーザーの反応を見るためにUberが特定のユーザーグループに対して行っているテストかもしれません」と述べました。
Uberは2017年に、旅行アプリ・ExpediaのトップだったDara Khosrowshahi氏をCEOに迎えており、それ以来Uberではドライバーの稼ぎが減り、ユーザーの支払い料金は高くなる一方だとのこと。また、運賃が変わる際は料金変動制度の「サージ・プライシング」でいくら値上がりするのかが明示されていましたが、それもなくなって何の予告もなく料金が割り増しされるようになっており、レフ氏は同氏やチャールズ氏が経験した現象もこうした流れによるものだろうと指摘しました。

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