テスラ車の完全自動運転のルートはイーロン・マスクやインフルエンサーに最適化されている可能性があると内部関係者が暴露
イーロン・マスクCEOやテスラの自動車を宣伝するインフルエンサーのデータが優先してテスラの自動運転車に学習され、結果的にこれらの人物にとって都合がいいルートが表示されやすくなっている可能性が、テスラの内部関係者により指摘されました。
Tesla insiders say Elon optimized Full Self-Driving routes for himself and influencers | Electrek
https://electrek.co/2024/07/09/tesla-insiders-say-elon-optimized-full-self-driving-routes-for-himself-influencers/
テスラの自動運転車は、テスラ車を運転する人から情報を収集し、ニューラルネットワークを用いた学習を行って運転ルートを最適化させています。
テスラの内部関係者によると、この学習処理にマスク氏の意向が強く反映されていて、特にマスク氏の運転から得られたデータは綿密な精査を受けているとのこと。また、テスラを宣伝するようなYouTuberなど特定のインフルエンサーは「VIP待遇」を受けており、より詳細なフィードバックが行われていたそうです。
上記の対応によりテスラのオートパイロットとフルセルフドライビングは、マスク氏と特定のインフルエンサーが通るルートを適切にナビゲートするように最適化されている可能性があるとのことです。
内部関係者によると、テスラやSpaceX、X(旧Twitter)、そしてマスク氏が以前所有していた邸宅の周辺ルートについて「特別な作業」をするよう命じられていたとのことで、関係者たちは「これによって、マスク氏が他のドライバーよりも良い経験をすることになるのは間違いありません」と述べています。
海外メディアのElectrekは「CEOでありテスラ利用者でもあるマスク氏のフィードバックを重視するのは理にかなっていますが、マスク氏やインフルエンサーが宣伝しているテスラの良さは、他の一般的な顧客も同様に味わえるものではないことは間違いありません」と指摘しました。
07/10 11:33
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