自分でパーツを交換できるモジュール式ノートPCメーカー「Framework」がIntel Core Ultra搭載の新モデルを発表
ユーザーが自分の手でパーツをバラバラに分解して修理することができるモジュール式ノートPCを販売するFrameworkが、Intel Core Ultra(シリーズ1)を搭載した新型「Framework Laptop 13」を発表しました。
Framework | Introducing the new Framework Laptop 13 with Intel Core
https://frame.work/gb/en/blog/introducing-the-new-framework-laptop-13-with-intel-core-ultra-series-1-processors
Introducing the NEW 2024 Framework Laptop 13 (Intel Core Ultra Series 1) - YouTube
Framework now lets you upgrade its Laptop 13 with a drop-in 120Hz screen, better webcam, and Core Ultra chip - The Verge
https://www.theverge.com/2024/5/29/24167310/framework-laptop-13-screen-webcam-core-ultra-sd-upgrades
Framework updates Laptop 13 family with Intel Core Ultra, AMD Ryzen 7040, new display options | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/laptops/framework-updates-laptop-13-family-with-intel-core-ultra-amd-ryzen-7040-new-display-options
Framework's Intel Core Ultra upgrade gives modular laptops the AI PC spin | Laptop Mag
https://www.laptopmag.com/laptops/windows-laptops/frameworks-intel-core-ultra-upgrade-gives-modular-laptops-the-ai-pc-spin
Frameworkが発表した新型モデルのFramework Laptop 13は、Intel Core Ultraシリーズ1あるいはAMDチップを搭載しており、ディスプレイは解像度2880×1920ピクセル・リフレッシュレート120Hz・サイズが13.5インチのものを採用。この他、9.2メガピクセルのイメージセンサーを備えたウェブカメラを搭載したモニターをオプションで選択することが可能です。
Intel Core Ultraシリーズ1を搭載した新型Framework Laptop 13は、特に動画再生などのユースケースにおいて効率性とバッテリー寿命の大幅改善を実現しています。Intel Core Ultraシリーズ1は新しいグラフィックアーキテクチャ、最大6つの高性能コアと8つの高効率コア、最大96GBの大容量DDR5メモリをサポートすることで、生産性パフォーマンスが向上し、ゲーム性能も大幅に進化しているとのことです。Intel Core Ultraシリーズ1搭載のメインボードも販売されるため、既存のFramework Laptop 13のメインボードを交換することもできます。
なお、Intel Core Ultraシリーズ1を採用するに当たり、Frameworkは熱システムを再設計し、ファン制御アルゴリズムを調整し、システムをより低温に保ちながらノイズを低減することにも成功しています。
Framework Laptop 13向けの新しい2.8Kディスプレイは、解像度が2880×1920ピクセル、リフレッシュレートが120Hz、ディスプレイサイズは13.5インチです。なお、この新しいディスプレイはディスプレイキットとしても販売されます。
新しい2.8Kディスプレイは120Hzのリフレッシュレートだけでなく可変リフレッシュレートにも対応。ディスプレイの明るさは500ニトで、コントラスト比は1500:1、表面はアンチグレア加工が施されています。別の会社向けに設計されたディスプレイパネルを再利用してカスタマイズしたため、ディスプレイの角部分が丸く加工されているそうです。なお、別の会社向けに設計されたディスプレイパネルを再利用してカスタマイズした理由については、今後のブログで詳しく説明する模様。2.8k ディスプレイは既存のFramework Laptop 13で利用することもできます。
ディスプレイのベゼル部分に搭載されている9.2メガピクセルのイメージセンサーを備えたウェブカメラは、最新のスマートフォンカメラのように4つのサブピクセルの各セットをグループ化して、大きな高感度ピクセルにするモードを採用しています。これにより、特に暗い場所でも鮮明な画質を実現可能です。加えて、よりクリアな音声を実現するために、ノイズの少ないマイクを採用しています。なお、この新しいインカメラもウェブカメラモジュールとして別個で購入可能。
Intel Core Ultraシリーズ1搭載モデルの登場により、既存のAMD Ryzen 7040シリーズ搭載モデルと第13世代Intel Coreシステム搭載モデルが値下げされます。
なお、Intel Core Ultraシリーズ1搭載の新型Framework Laptop 13は予約受付中で、販売価格はUltra 5 125H搭載モデルが899ドル(約14万円)から、Ultra 7 155H搭載モデルが1229ドル(約19万2000円)から、Ultra 7 165H搭載モデルが1659ドル(約26万円)からです。出荷時期は2024年8月頃を予定しており、発送に対応している国と地域は記事作成時点ではアメリカ合衆国・カナダ・イギリス・ドイツ・フランス・アイルランド・オランダ・オーストリア・オーストラリア・イタリア・スペイン・ベルギー・台湾・ポーランドの14か所ですが、2024年6月にはスウェーデン・フィンランド・デンマークへの発送にも対応予定です。
05/31 13:00
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