Microsoftが2024年後半からVBScriptのサポートを段階的に終了すると発表

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Microsoftのプログラミング言語「VBScript」が2024年後半から段階的にサポートを打ち切られることがわかりました。
VBScript deprecation: Timelines and next steps | Windows IT Pro Blog
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/vbscript-deprecation-timelines-and-next-steps/ba-p/4148301

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Microsoft is killing off one of its most iconic programming tools — farewell to VBScript as it bites the duest | TechRadar
https://www.techradar.com/pro/microsoft-is-killing-off-one-of-its-most-iconic-programming-tools
VBScriptは1996年にMicrosoftによって導入されたプログラミング言語で、Internet Explorerで動作するよう設計されていました。
しかし、2019年頃からInternet Explorerでの動作が無効化されるようになり、2023年にはMicrosoftがVBScriptを「非推奨」と位置づけました。その理由として、Microsoftは「より強力で汎用性の高いスクリプト言語が誕生したため」としています。
2023年10月には、VBScriptを段階的に廃止していくことをMicrosoftが発表。
MicrosoftがVBScriptを段階的に廃止へ、マルウェアの配信をブロックするため - GIGAZINE

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2024年5月、廃止開始時期が2024年後半になることが告知されました。
Microsoftによると、VBScriptは3段階を経て廃止する予定だとのこと。

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2024年後半のフェーズ1では、まずすべてのWindows 11にVBScriptのオンデマンド版(VBScript FOD)がデフォルトでインストールされます。これにより、VBScriptと依存関係のあるアプリケーションやプロセスなどの移行作業に影響が出ないようになります。
2027年頃にフェーズ2が始まり、VBScript FODはデフォルトで有効ではなくなります。依存関係のあるアプリケーション等はこの時期までの移行が求められています。
フェーズ3は時期未定。この段階でVBScriptは完全に廃止され、Windowsから削除されます。
Microsoftは、VBScriptからPowerShellあるいはJavaScriptへ移行するよう推奨しています。

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