Windows10/11のデフォルトアイコンが保管されている場所は一体どこなのか?

Windowsのデフォルトアイコン


Windows 10や11では、デスクトップに置かれたアイコンやショートカットのアイコンなどにおいて、デフォルトで用意されている各種アイコンが使用されます。これらのデフォルトのアイコンがコンピューター上のどこに保存されているのかについて、テクノロジー系ブログのDigital Citizenが解説しています。
Windows icons locations. Where are the default icons found?
https://www.digitalcitizen.life/where-find-most-windows-10s-native-icons/
Windows 10または11におけるデフォルトアイコンの保存場所は、基本的にコンピューターの「ローカルディスク」内に保存されています。


さらにローカルディスク内の「Windows」フォルダをクリック。


「Windows」フォルダに置かれた「System32」内のDLL形式のファイルがデフォルトアイコンのパッケージングファイルです。なお、DLLファイルは特殊なツールなどを使わない限り開くことはできません。


それでもデフォルトアイコンを確認したい場合、デスクトップなどにフォルダを作成し、アイコンを右クリックして「プロパティ」を選択。


「カスタマイズ」タブから「アイコンの変更」をクリックします。


すると、アイコンを変更するために、各種アイコンの画像が表示されます。上の検索欄に各種ディレクトリを指定することで、DLLファイルに含まれるアイコンの画像を閲覧できるというわけです。


◆%systemroot%\system32\imageres.dll
検索欄に「%systemroot%\system32\imageres.dll」と入力した際に表示されるアイコンには、OSのほぼ全ての場所で使用されている多くのWindows 10ならびにWindows 11のアイコンが含まれています。さまざまな種類のフォルダやハードウェアデバイス、周辺機器、アクションなどがその一例です。


◆%systemroot%\system32\shell32.dll
「shell32.dll」には、インターネットやデバイス、ネットワーク、周辺機器、フォルダなどのアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\ddores.dll
「ddores.dll」には、スピーカーやヘッドフォン、ディスプレイ、コンピューター、リモコン、ゲームパッド、マウスとキーボード、カメラ、プリンターなどのハードウェアデバイスとそのリソースに関するアイコンが多数含まれています。


◆%systemroot%\system32\pifmgr.dll
「pifmgr.dll」には、Windows 95やWindows 98など、以前のバージョンのWindowsで使用されていたアイコンが含まれています。その中には、窓やトランペット、舞踏会、魔法使いの防止など、ユニークなアイコンが存在します。


◆%systemroot%\explorer.exe
「explorer.exe」に含まれるアイコンは、ファイルエクスプローラーとその古いバージョンで使用されたアイコンです。


◆%systemroot%\system32\accessibilitycpl.dll
このファイルには、主にWindowsのアクセシビリティ機能に使用される一連のアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\moricons.dll
古いWindowsで使用されていたアイコンが含まれています。多くのアイコンがMS-DOSプログラムに関するものですが、一部Turbo PascalやFoxProなどの古いプログラミング言語に関するアイコンも含まれているとのこと。


◆%systemroot%\system32\mmcndmgr.dll
ネットワークやフォルダ、認証、時計、コンピューター、サーバーなど、コンピューターの管理関連の設定にかつて使用されていたアイコンが含まれます。


◆%systemroot%\system32\mmres.dll
「mmres.dll」には、スピーカーやヘッドフォン、マイク、ウェブカメラなど、さまざまなオーディオリソースに関するアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\netcenter.dll
「netcenter.dll」に含まれるのは、ネットワーク関連の設定と機能用のアイコンです。


◆%systemroot%\system32\netshell.dll
Bluetoothやワイヤレスルーター、ネットワーク接続など、あらゆる種類のネットワーク接続と、関連するハードウェアやテクノロジーのアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\networkexplorer.dll
networkexplorer.dllは、電話やルーター、プリンター、ファクス、その他のネットワークデバイスなどの一連の周辺機器のアイコンを含むDLLファイルです。


◆%systemroot%\system32\pnidui.dll
pnidui.dllにはイーサネットまたはワイヤレスのステータス、ネットワークの場所などネットワーク関連の設定のアイコンがあります。なお、多くのアイコンが透明に表示されているため、詳しくアイコンを確認したい場合、選択して実際にアイコンを変更する必要があります。


◆%systemroot%\system32\sensorscpl.dll
温度や電力、風など、さまざまな種類のセンサー用のアイコンが含まれるのが「sensorscpl.dll」です。


◆%systemroot%\system32\setupapi.dll
ディスプレイや周辺機器、ハードウェアコンポーネントなど、さまざまなハードウェアデバイスのセットアップウィザードに使用されるアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\wmploc.dll
「wmploc.dll」には、メディアデバイスやオーディオファイル、ビデオファイル、フォルダ、CDおよびDVDディスクなどに使用されるマルチメディアアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\wpdshext.dll
「wpdshext.dll」には、カメラや電話、MP3プレーヤー、およびいくつかのバッテリーインジケーターなどの一部のポータブルデバイスのアイコンがあります。


◆%systemroot%\system32\compstui.dll
以前のバージョンのWindowsで使用されていた、電球やメール、プリンター、ドキュメント、電話、ファクスなどのアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\ieframe.dll
このDLLファイルには、古いバージョンのInternet Explorerでショートカットやメニューボタンとして使用されていたアイコンなどが含まれています。


◆%systemroot%\system32\dmdskres.dll
「dmdskres.dll」には、ディスク管理にのみ使用されるアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\dsuiext.dll
サーバーや人物、プリンター、オフィスビル、認証サービスなど、ネットワークサービスに関するアイコンがあります。


◆%systemroot%\system32\mstscax.dll
このDLLファイルには、リモートデスクトップ接続に使用されるいくつかのコンピューターや通知、およびセキュリティ証明書に関するアイコンが格納されています。


◆%systemroot%\system32\wiashext.dll
「wiashext.dll」には、スキャナーやカメラ、ビデオカメラなど、さまざまなイメージングハードウェアデバイス用のアイコンが含まれています。


◆%systemroot%\system32\comres.dll
ユーザーやフォルダ、鉛筆、およびいくつかのアクションを示すアイコンが格納されています。


◆%systemroot%\system32\mstsc.exe
このDLLファイルには、スピーカーやマイクなど、主にWindows 8で使用されていたアイコンが含まれています。


◆actioncentercpl.dll、aclui.dll、autoplay.dll、comctl32.dll、filemgmt.dll、ncpa.cpl、url.dll、xwizards.dll
これらのファイルには、1個または数個のアイコンが含まれており、その中には、Windows通知パネルで使用されるアイコンやエラーアイコン、情報アイコン、自動再生アイコン、ユーザーアイコン、ウェブサイトのアイコンが含まれています。

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