ソニー「α1 II」実写 最新テクノロジーの力で素人でもプロ並み撮影
高性能フルサイズミラーレスの新製品「α1 II」を発表したソニーが、11月20日(水)と21日(木)の2日間、α1 IIを写真ファンに初めてお披露目するタッチ&トライイベント「α SPECIAL EVENT 2024」を東京ビッグサイトで開催。会場には、α1 IIの特徴である秒30コマのブラックアウトフリー高速連写や、1秒前にさかのぼって記録できるプリ連写が試せるコーナーを用意。スポーツ撮影の経験のない筆者でもうまく撮れたと実感でき、α1 IIの直接のターゲットではない素人ながら満足度は高いと感じました。
高速連写とプリ撮影、高精度AFの威力を体感
ソニーが11月19日に発表したα1 IIは、αシリーズの新たなフラッグシップと位置づける高性能モデル。プロ向けモデルは、2024年1月に発売した「α9 III」がありますが、α1 II(有効5010万画素)はα9 III(有効2460万画素)よりも高画素のメリットを生かし、広めに撮影してあとでトリミングしても十分な解像度を保てる、という柔軟性の高さを売りとしています。
5010万画素の高画素ながら、α9 IIIやα7R Vと同じAIプロセッサー搭載により被写体認識やAF追従の精度が向上したほか、秒30コマのブラックアウトフリー高速連写や、最大1秒前にさかのぼって記録できるプリ撮影に対応するなど、素早く動くスポーツや野生動物にも対応するのがポイントです。
今回のイベントのタッチ&トライコーナーでは、高速連写とプリ撮影がそれぞれ撮影できるコーナーを用意。高速連写では、バスケットボールのシュートの様子を撮影し、30コマ/秒のブラックフリー撮影の威力を体感できました。AFは人物に食らいつくようにカメラが合わせてくれるので、フレーミングに専念するだけでカッコいい瞬間が撮影できました。使用したレンズが200mmまでの「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」だったので、もう少し被写体をアップで撮りたかったのですが、オリジナル画像は8640×5760ドットあるので、トリミングで理想の仕上がりにできそうです。
α1 IIで新たに追加されたプリAFは、シャッターを切る最大1秒前にさかのぼって記録できる機能。シャッターを半押ししていれば最大1秒前からの撮影データを秒30コマ分保持し、シャッターを全押しすればそれらの写真をすべてメモリーカードに記録できます。タッチ&トライコーナーでは、空手の瓦割りの瞬間をプリ撮影で撮影できたのですが、板を割った瞬間の写真がいとも簡単に収められました。
これらの撮影機能は、撮影のテクニックがない人でも決定的瞬間を容易に得やすくなるのは間違いなく、プロではない趣味層にとっても有用な機能だと感じます。もちろん、α1 II自体は99万円という実売価格だけに趣味層に向くカメラではありませんが、高速連写や高性能AF、プリ連写などのキーワードでカメラを選べばα1 IIの撮影体験に近づくはずです。
開放F2の新ズーム、イルミネーション撮影に威力
今回のイベントでは、同時に発表した新しい標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」も実写できました。このレンズは開放F2通しながら小型軽量に仕上げつつ、しかも電子補正に頼らず光学設計だけで描写性能を追求しているのがポイント。電子補正だと周辺部の仕上がりが不自然になることがあるため、高価な特殊レンズをぜいたくに用いて描写性能を高めたそうです。
FE 28-70mm F2 GMは、ポートレート撮影で体験できました。ユニークなのが、被写体の手前にLEDの電飾を設置し、F2の開放絞りで大きな前ボケのある撮影が楽しめることをアピール。各地でイルミネーションがお目見えするこれからの時期には好適のレンズだと感じます。
α SPECIAL EVENT 2024は、11月21日分の入場予約を受け付けており、11月20日19時時点ではまだ申し込みできる時間帯があります。参加は無料。次世代カメラがもたらす撮影をぜひ体験してみてください。
高速連写とプリ撮影、高精度AFの威力を体感
ソニーが11月19日に発表したα1 IIは、αシリーズの新たなフラッグシップと位置づける高性能モデル。プロ向けモデルは、2024年1月に発売した「α9 III」がありますが、α1 II(有効5010万画素)はα9 III(有効2460万画素)よりも高画素のメリットを生かし、広めに撮影してあとでトリミングしても十分な解像度を保てる、という柔軟性の高さを売りとしています。
5010万画素の高画素ながら、α9 IIIやα7R Vと同じAIプロセッサー搭載により被写体認識やAF追従の精度が向上したほか、秒30コマのブラックアウトフリー高速連写や、最大1秒前にさかのぼって記録できるプリ撮影に対応するなど、素早く動くスポーツや野生動物にも対応するのがポイントです。
今回のイベントのタッチ&トライコーナーでは、高速連写とプリ撮影がそれぞれ撮影できるコーナーを用意。高速連写では、バスケットボールのシュートの様子を撮影し、30コマ/秒のブラックフリー撮影の威力を体感できました。AFは人物に食らいつくようにカメラが合わせてくれるので、フレーミングに専念するだけでカッコいい瞬間が撮影できました。使用したレンズが200mmまでの「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」だったので、もう少し被写体をアップで撮りたかったのですが、オリジナル画像は8640×5760ドットあるので、トリミングで理想の仕上がりにできそうです。
α1 IIで新たに追加されたプリAFは、シャッターを切る最大1秒前にさかのぼって記録できる機能。シャッターを半押ししていれば最大1秒前からの撮影データを秒30コマ分保持し、シャッターを全押しすればそれらの写真をすべてメモリーカードに記録できます。タッチ&トライコーナーでは、空手の瓦割りの瞬間をプリ撮影で撮影できたのですが、板を割った瞬間の写真がいとも簡単に収められました。
これらの撮影機能は、撮影のテクニックがない人でも決定的瞬間を容易に得やすくなるのは間違いなく、プロではない趣味層にとっても有用な機能だと感じます。もちろん、α1 II自体は99万円という実売価格だけに趣味層に向くカメラではありませんが、高速連写や高性能AF、プリ連写などのキーワードでカメラを選べばα1 IIの撮影体験に近づくはずです。
開放F2の新ズーム、イルミネーション撮影に威力
今回のイベントでは、同時に発表した新しい標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」も実写できました。このレンズは開放F2通しながら小型軽量に仕上げつつ、しかも電子補正に頼らず光学設計だけで描写性能を追求しているのがポイント。電子補正だと周辺部の仕上がりが不自然になることがあるため、高価な特殊レンズをぜいたくに用いて描写性能を高めたそうです。
FE 28-70mm F2 GMは、ポートレート撮影で体験できました。ユニークなのが、被写体の手前にLEDの電飾を設置し、F2の開放絞りで大きな前ボケのある撮影が楽しめることをアピール。各地でイルミネーションがお目見えするこれからの時期には好適のレンズだと感じます。
α SPECIAL EVENT 2024は、11月21日分の入場予約を受け付けており、11月20日19時時点ではまだ申し込みできる時間帯があります。参加は無料。次世代カメラがもたらす撮影をぜひ体験してみてください。
11/20 19:12
マイナビニュース