フラッシュライトを細かく調整する方法は? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

iPhoneのリアカメラ近くに搭載されているLEDライトは、あるときは撮影時のフラッシュライトとして、またあるときは周囲を照らすフラッシュライトとして利用できます。後者は照明のない場所で懐中電灯としての役割を果たすため、よく使うという人も多いのではないでしょうか。

LEDライトをフラッシュライトとして使うには、コントロールセンターのライトボタンをタップします。長押しすればスライダーを上下に動かし光量を調整できるので、適度な明るさにしたいとき役立ちます。iPhoneのすべてのモデルで、この操作方法を利用できます。

フラッシュライトはロック画面左下にあるライトボタンを長押ししても起動できますが、この方法では光量を調整できません。ライトボタンはオン/オフのみ、光量を調整したければコントロールセンターから操作しなければなりません。

iOS 18では、この仕様が変更されました。iPhone 14 Pro以降のダイナミックアイランド(画面上部に設けられた横長の表示スペース)がサポートされたモデルに限定されますが、光量だけでなく照らす範囲も調整できるようになったのです。

フラッシュライトが点灯しているときダイナミックアイランドをタップすると、懐中電灯ウインドウが現れます。そこを上下にスライドすれば光量を、左右にスライドすれば照らす範囲を調整できます。光量と照らす範囲は別々に操作できるので、フラッシュライトの用途が広がるはずですよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

ジャンルで探す