何度やっても電源オフの操作を忘れてしまいます!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

単純な操作は意外に覚えにくいもの、iPhoneの場合「電源オフ」がそれに該当します。本体右側面のボタン(サイドボタン)とボリュームボタン上下のうちいずれかを2秒ほど押し続ければいいところを、1秒程度で指を離してしまったり、設定アプリから電源オフするつもりがどこにあるか忘れてしまったり...。

iOS 18では、電源オフ操作のバリエーションが増えました。従来はサイドボタンと上下ボリュームボタンのうちいずれかを押し続けるか、「設定」→「一般」→「システム終了」を選択するか、Siriに「電源オフ」や「システムを終了」などと命令するかの3通りでしたが、コントロールセンターから操作する方法が追加されました。

ホーム画面上部を下方向へフリックしコントロールセンターを表示すると、画面右上に小さな電源ボタンが現れます。長押しすれば電源をオフにするためのスライダーが表示されるので、操作に迷うことがありません。

この方法で覚えることは「コントロールセンターを表示する」操作だけ、電源オフの方法としてはもっともシンプルです。コントロールセンターのような利用頻度が高い場所にあると誤操作が心配になりますが、電源ボタンをタップしても一瞬色が変わるだけなので安心です。

なお、このコントロールセンター右上の電源ボタンを長押しする方法は、「設定」→「一般」→「システム終了」を選択する場合と効果はまったく同じです。メディカルID/緊急電話サービスが必要な場合は、サイドボタンと上下ボリュームボタンのうちいずれかを押し続ける方法を利用しましょう。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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