Duolingo、GPT-4/GPT-4oと英会話できる新プラン「Duolingo Max」

Duolingoは9月25日、語学学習アプリ「Duolingo」において、生成AIを搭載した新プラン「Duolingo Max」を日本語話者向けに提供開始すると発表した。フリートーク形式で、GPT-4/GPT-4oを活用したリリーと双方向で英会話ができる。「Super Duolingo」のすべての特典が利用できる上位プランとなる。

Duolingo Maxは、OpenAI社のGPT-4/GPT-4oを活用した語学学習アプリ「Duolingo」の新プラン。このプランは、2023年3月に米国およびその他一部の地域で提供していた。今回、晴れて日本国内のユーザーに向けて提供する。語学学習のためのAI機能は「スマート解説」「ロールプレイ」「リリーとビデオ通話」の3つ。

「スマート解説」は、レッスンの大部分の問題形式において、文脈に応じた解説を自動で生成。ユーザーに対してどこに間違いがあるかを解説する機能。「ロールプレイ」は、学習者が対話型AIチャットボットを通して会話力を鍛えるための機能。日常の一般的なことから非日常的なユニークなものまで、多くのシナリオを用意する。

新機能「リリーとのビデオ通話」は、双方向でのフリートーク形式でリリーとの自然な会話を通して語学を学べる機能。友人と話すようにGPT-4/GPT-4oと英会話できるのが特徴。機能面では、話者のスピーキングスキルに応じて難易度を自動調整し、初心者から上級者まで幅広いレベルで英会話を学習できる。

リリーは、学習者が誤りを恐れて発言できなくなることを防ぐため、コミュニケーションに重点を置いた設計。文法や発音の修正を強調することなく、円滑に進めるためのサポートをしてくれる。例としては、理解しにくい部分を言い換えたり、簡単な表現に変えたりし、実際の会話に近いトレーニング効果が得られるという。また、リリーは会話内容を記憶するため、会話を重ねるごとにやり取りが個別化していき、本当の友人と話しているような没入感も得られる。

リリーのキャラクターは、内向的で無気力なティーンエイジャーというパーソナリティーに基づいたAIモデル。ビデオ通話を模したインターフェイスで、リリーの表情や口の動きなども作り込まれている。なお「リリーとのビデオ通話」は、今のところiOSへの提供のみ。

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