ローランド、小型電子楽器「AIRA Compact」にサンプラー「P-6」を追加

ローランドは、小型電子楽器「AIRA Compact」シリーズにサンプラー「P-6」を追加、2024年9月27日より販売を開始する。市場想定価格は30,800円前後。

「P-6」は、持ち運びが容易なサイズのサンプラー。本体内蔵マイク、アナログ入力端子、USB-C端子に接続したデバイスから入力音をサンプリングできる。

エフェクトを使ってローファイなサウンドを演出したり、リサンプリングして新たなサウンドを作成することも可能。また、長いサンプルを細かく切り分け、個別に再生できるチョップ機能を装備したことで、ブレイクビーツの制作などにも対応する。

サンプルをごく短い時間に分割したグレイン=「音の粒」を使って、新たなサウンドを創出するグラニュラー・サンプラー機能では、グレインのサイズや再生位置を変えたり、グレインの数を増やしたり、グレインの再生方向や定位(パン)などをランダムに変化させるなどの処理を行うことで、元の音のイメージを変えられる。あらかじめサンプリングしたサンプルから、グラニュラー・サンプラーで音を作ることも可能だ。

最大64ステップを記録できるシーケンサーを搭載し、演奏の記録・再生が行える。シーケンサーには、モーション・レコーディング、プローバビリティ、マイクロ・タイミング、サブ・ステップなどを備え、多彩な音楽表現をサポートする。ステップ・ループでは、リアルタイムにスタッター・エフェクトをかけるなど、凝った即興演奏を楽しめる。

クラウドサービス「Roland Cloud」から無料でダウンロードできる専用ソフトウェア「P-6 Sample Tool」では、パソコンでサンプルの編集や転送を行える。サンプルの不要な部分をカットしたり、オーディオレベルの調整、サンプリング周波数を下げるダウンサンプリングなどを、画面を見ながら編集可能。編集後はUSB-C端子に接続したP-6に転送してすぐに演奏できる。なお、ダウンロードに際してはRoland Cloudのアカウントが必要となる(無料プランあり)。

サイズ/質量は、W188×D106×H37mm/305g(電池含む)。本体のほか、USB Type-C to USB Type-Aケーブルなどが付属する。

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