SpaceXの最新グッズはバナナのぬいぐるみ…、えっ?
サイズ比較用にバナナをどうぞ。
ロケットを使った商業軌道輸送サービスを提供する、イーロン・マスクの会社SpaceX。公式サイトではアパレルやワッペンなどいろんなグッズが買えるようになっています。
最新作はなんと…バナナ!?
グッズの上段に並んだのはバナナ。原寸大で約20cmのぬいぐるみ製バナナには、「FOR SCALE(サイズ比較用)」と書かれています。お値段は30ドル(約4,600円)と安くはない感じですね。
でもこれ、なんでバナナなの?
宇宙に行ったバナナ
ぬいぐるみを見ると、「スターシップ フライト6」というステッカーがありますよね。
これは同社のロケット「STARSHIP」の6回目の飛行テストで、貨物室の荷物として宇宙に飛ばしたバナナをグッズ化したものなんです。
バナナは庫内の無重力状態とサイズ感を伝え、それがグッズとして早速販売されたのでした。
スーパーヘヴィ・ブースターで、スターシップを上空まで飛ばした実況中継はこちらです。
だだっ広い空間に、1本だけブラ下がっている姿が非常にシュール。
宇宙空間でのバナナは55:09から1:14:35まで、ちょいちょい映し出されます。静かに安定しているのが見て取れますし、鮮やかな黄色が目立っています。
離陸前の説明
13:43からは約91cmもあるメカゴジラの巨大ステッカーの紹介があり、14:33にはバナナについて触れられていました。
長さ16cmほどのバナナは衛星インターネットのアンテナ「スターリンク・ミニ」の高さとほぼ同じ。次いで2mほどの宇宙飛行士を基準に、『スター・ウォーズ』の宇宙船「ミレニアム・ファルコン」が35m。ファルコン9ロケットが70mで、スターシップが121mという説明が分かりやすいですね。
バナナ以外のグッズも買える
バナナに貼られたステッカーは、30ドル(約4,600円)のTシャツと、15ドル(約2,300円)のワッペンとして発売されています。
メカゴジラと、ドット絵の擬人化バナナのステッカーは75ドル(約1万1600円)で近日発売予定となっています。
何故バナナ?
バナナは2005年に、とあるブロガーがテレビを売るときにサイズを示すため、手っ取り早くバナナを使ったのがミーム化したもの。
以降アメリカでは、冗談半分でバナナがサイズ比較用の1単位となりました。
真面目にフザけるマスクの会社
電気自動車のTESLA(テスラ)もですが、イーロン・マスクの会社はどこまで本気でどこまでフザけているのか? そういうとこ結構好きですけどね。
Source: SPACEX STORE, X (1, 2) , SPACE.COM via Futurism, TESLARATI, IT Media NEWS
11/22 16:00
GIZMODO