学生がロケットのテスト飛行にチーズを搭載→あわや失敗に
やってみないと分かんないからね。
Space Xでもしょっちゅう行なっていましたが、ロケットを宇宙へ飛ばす前に地上で離着陸の試験を行なう「ホップ・テスト」というものがあります。
このたび、スイスで学生らが立ち上げた団体「グリュイエール宇宙プログラム(GPS)」にて、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のグループが、ヨーロッパ初のホップ・テストを成功させました。
チーズ・ロケット発射
ロケットの名前は「COLIBRI」とのこと。
テスト飛行は、グリュイエールで行なわれたため名産品のグリュイエール・チーズがロケットの脚に縛り付けられました。
発射から60秒で高度105mまで飛翔し、発射台に戻って大・成・功! に見えますが…?
ジョークで失敗寸前
ダジャレで始まった空飛ぶチーズ計画、実はそのチーズがロケットを危険に晒すことになりました。
なんとチーズが予期せぬ空気抵抗を生んでしまい、ロケットが過剰に回転することに。
たぶん全部の脚に縛ればよかったのかもしれませんが、重心や空力のバランスが損なわれてしまったと考えられます。
スタッフがおいしくいただきました
着陸したチーズは、ジェットの炎で焼けても溶けてもいませんでした。でも少し温かかったので、おいしかったという話です。
結果的に笑い話になってよかったですよね。
GPSとしてはこのテストで回転制御など設計上の限界がいくつか判ったとのこと。まさに失敗は成功の元です。
グリュイエール・チーズは、今後はロケットと共に飛んだチーズとして、付加価値がついたりして?
Source: YouTube, X, Gruyère Space Program, INTERESTING ENGINEERING via Futurism
11/01 08:00
GIZMODO