JR西日本が3Dプリンタで駅舎をつくるって。しかも今年中に
どんなデザインの駅舎になるんだろう?
CEATECのJR西日本ブースで、興味深いプロジェクトに着手していることを教えてもらいました。住宅を出力できる建設用3Dプリンターを使ってローカル線の駅舎を作る計画があるんですって。具体的な駅名は教えてもらえなかったのですが、今年中の着工を目指しているそうですよ。
なぜ3Dプリンターを活用するのでしょうか。その背景には人手不足という切実な問題があります。従来の工法では工期がかかりすぎるんですね。
しかし3Dプリンター工法なら工期を短縮できる。人件費などのコストも削減できる。木造よりもタフなコンクリート造となるから、長期にわたって利用できるなどなど、メリットばかり。
完成したら見に行きたい!
自動運転・隊列走行BRT(バス車両を使った高速大量輸送システム )の開発もしているんですって。GPSより高精度なGNSSを活用することで、長い連節バス車両の後から自動運転でついてくるバスの制御に成功しているそうですよ。
乗り鉄派としてはLRT(次世代型の路面電車)がいいなー、と思うのだけど、専用レーンを使ったBRTの速さ便利さは体験済み。導入される地域の方々にとって便利な基幹交通となるのであれば、待ち遠しさしかないでしょう。
2022年からチャレンジしているバーチャル大阪駅のコーナーもありました。最初はソーシャルVRのVRChat&バーチャルマーケットで実施。多くの人が集まるハブ空間を目指すべく、配信者による情報発信が活発なREALITYにステージを移したところ、2024年3~9月の来場者・インプレッション数はのべ2000万人を突破したんですって。
JR西日本としてはtoCのユーザー、配信者、視聴者だけではなく、多くの企業を巻き込んだtoB戦略も考えているみたいよ。
10/25 08:00
GIZMODO