2030年に引退予定のISS。民間宇宙ステーションの計画が進んでます

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Image: Vast Space

1998年から宇宙での建設が始まった国際宇宙ステーション(ISS)。長きにわたり人類の宇宙探査最先端の場としてさまざまな研究が行われてきました。

しかし、老朽化により2030年で運用終了が決まっています

商業宇宙ステーション時代、到来

ISS引退後、地上400キロの地球周回軌道から大気圏に突入させて処分する計画を立てている。

ポストISSとして、NASAは民間宇宙企業に宇宙ステーションの開発、製造を委ねる方針です。そこで2021年に立ち上がったのが、NASA商業用宇宙ステーションの建設支援プロジェクト「Commercial Low Earth Orbit Destinations(CLD)」。

民間宇宙企業Vast Spaceは、CLDの第2フェーズまで駒をすすめているカリフォルニア拠点の民間宇宙企業。NASAにプレゼン中の宇宙ステーション「Haven-2」の計画を、機体イメージ画像とともに公開しました。

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Image: Vast Space

早ければ、2028年に最初のモジュールを打ち上げたい考え。実現できれば、ISS引退まで2年あるので、その間にさらに3つのモジュールを打ち上げ、宇宙空間で建設。まずは、4つのモジュールを接続。その後、2030年から2032年にかけて、さらに4つの大型モジュールを送り込み、最終的には十字型となる予定。

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Image: Vast Space

完成後のHaven-2は、微小重力下での研究や宇宙工場など、ISSと同様にさまざまなプロジェクトの場所となります。

デモもかねて来年打ち上げ

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Image: Vast Space

実は、Vast Spaceは、宇宙ステーションHaven-1の開発をすでに行っており、こちらは来年打ち上げ予定。単一モジュールの機体で、打ち上げが成功すれば世界初となる商業用宇宙ステーションとなります。収容人数は最大で4人、短期間滞在のミッションが主となります。

Haven-1の打ち上げを前に、商業宇宙ステーションのさらなる飛躍としてNASAとの契約を狙うHaven-2。

Vast SpaceのCEOであるMax Haotは、プレスリリースにてこう語っています。「この10年で我々が注力するのは、NASAのCLD契約を獲得すること。そして、ISSの後継機となるステーションを製造することです。これを達成するため、世界初となる商業宇宙ステーションHaven-1を製造、運用し、その性能をまずデモしたいと考えています」

Vast Spaceの他にも、Axiom Space、Blue Origin、Northrop Grummanなど多くの民間宇宙企業がCLD契約を狙っています。

Source: Vast

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