カセットテープで一世を風靡したTDK、今は音を消している
イヤホンでお馴染みのノイズキャンセリング機能。
あれって、ノイズとなる音の波に対して逆位相の波を作ってぶつけることで消音にするんですよね。ヘッドホンとか遮音性が高いものでしかできないかと思っていたら、オープンな空間でもできるみたい。
デジタルイノベーション総合展「CEATEC(シーテック)」におけるTDKのブースには、そんな不思議体験ができるマシンが置いてありました。
カタツムリの目玉みたいなマシンがそれ。
真ん中に頭をセットします。
90年代の小室サウンド全盛期だった頃、親の顔より見たであろう「TDK」のロゴがある青いボックスから騒音が流れてきました(カセットテープにはお世話になった……! )。
耳付近のマシン先端から逆位相の波形が飛んできて音がかき消されました。
不思議体験で楽しい! なつかしのTDKとこんな形で再開できたことも嬉しくてテンションが上がります。
この消音空間ソリューションという技術は、車や航空機のシートに埋め込むことで特定のエリアで効果的なノイズキャンセリングが可能になるのを期待されているみたい。
オフィスの椅子とかにも組み込まれたら耳栓をしなくても仕事に集中できるかも!
空間をノイキャンしてどうするのかなー、なんて思ったけれど、かなりニーズがありそうですよね。
Source: CEATEC
10/22 07:00
GIZMODO