「さわった感じ」を再現するふしぎな装置
CEATECの会場を散策していたら、3Dプリンティングや金型を手がけるKURIMOTOのブースで、シャーレに入った動くエイリアンのような物体を発見しました。
これって、SFホラーで見かけたヤベーやつでは……?
これは、磁石を当てると硬さが変化する性質を持ったマテリアル「SoftMRF」なんですって。KURIMOTOでは、このマテリアルの性質を利用して、感触を表現する技術を作っているそうなんです。
たとえば人間の五感のうち、視覚はディスプレイで、聴覚はスピーカーで記録した感覚を再生できますよね。その触覚版とも言えるテクノロジーです。
デバイスの大きさは1円玉サイズ。遠隔操作やバーチャルリアリティに応用が可能。
ブースでは、Wii「ヌンチャク」のようなコントローラーを使って感触の変化を体験できました。コントローラのボタンを押すたび、指につたわる感触が変わるんです。ふしぎな体験です。
この日のデモとして用意されていたのは約20種類の感触。私は雪のキュッキュとした感触や砂の感触を楽しみましたよ。
アミューズメント機器で採用されることが多いらしいので、私も知らず知らずのうちに体験しているかも知れません。
Source: CEATEC
10/30 07:00
GIZMODO