シャープが抜いた諸刃の剣。「粒子数」表示で空気清浄機の性能丸わかり
本当にやるんだな! シャープ!
…となんだかソワソワしちゃった空気清浄機がこちら。CEATEC 2024のシャープのブースで見つけたフラッグシップモデル「KI-TX100」です。
特徴はタイトルにもあるように、室内にただよう粒子数を見える化する「AIモニター」を搭載しているところ。表示されている数字とゲージがそれですね。数値を見れば今の空気質が一目瞭然。
レベルゲージなどではなく具体的に「数」で空気の汚れ度がわかってしまうのです。ちなみに国内メーカーの空気清浄機業界初とのこと。
ちゃんと空気キレイになっているの? シャープの社運がかかる
空気の質って目に見えないものですから、空気清浄機で本当に空気キレイになってるの?は実感できない人もいるかも。だったら見えるようにしましょうか!という直球勝負なプロダクトですね。
お話を聞いたところ、具体的な粒子数を出すことで、性能が丸わかりになってしまうので、リスキーな挑戦。社運をかけたプロダクトでもあったとのこと。
…なるほど、「全然キレイになってないじゃん! シャープぅ!」とかになったら非難轟々ですからねー。で、実際の性能はどうなったかというと…。
写真は274個/Lと表示されていますね。
この数値がどれだけスゴイかというと、薬品・食品工場向けのクリーンルーム規格Class8レベルを下回っています。
狭いアクリル製のボックスで、定期的に粒子が噴出される、といった状態でのデモでしたが、このあとも粒子噴出から数はぐんぐん下がっていきました。ちゃんとフィルターで、空気中の粒子をキャッチして除去できている証拠ですね。
やるじゃんシャープぅ!
Source: CEATEC 2024, シャープ
10/21 14:00
GIZMODO