安全で機敏な1人乗りeVTOL、フリースタイル飛行もできる?
10機くらいでお揃いのダンスとかも良さげ。
スウェーデンで生まれた1人乗りのeVTOL(垂直離着陸機)「Jetson ONE」。
たった20分しか飛べず、当時で9万2000ドル(約1370万円)もしたのに、初期ロット12機が完売したのが2年前のことでした。
後ろにも横にも飛べる器用なeVTOL
デッカいドローンという風体ですが、業界で最も敏捷性と操作性に優れたeVTOLを目指して開発されたということで、そのデモ動画が公開されました。
空中でのコーナリングが機敏な様子が伺えます。
小回りの決め手は
この機動力を実現させているのは、バッテリー非搭載で55kg(搭載時は115kg)という機体の軽さ、レースカーに触発されたミニマルなデザイン、力強い推進力を生む8つのモーターによるもの。
初心者でも5分で運転に慣れる、独自のフライトコンピューターによる制御も大きく貢献しています。
ちなみに最高時速は102kmで、航続距離は時速60kmのテスト飛行で17.74kmでした。
高度は457mまで上昇可能。LiDARなどのセンサーで障害物を検知し、コンピューターが自動で避けるので安全性もバッチリです。
新たな競技を作ってほしい
ここまで小回りが利くなら、eVTOLでも長距離のレースではなく、アクロバット飛行やジムカーナ的な競技が発足しても良さそうです。
現在は12万8000ドル(約1913万円)のお値段になっていますけどね。
10/16 12:00
GIZMODO