ホールド感、良し。ハンドヘルドPCはMSIを触らないと始まらない
手持ちで遊ぶならこれかな。
ハンドヘルドのゲーミングPCの中で「ポータブルゲーム機のハンドリング」を求める人は、MSIの「Claw-A1M」シリーズはチェックしておいたほうが良いと思います。
東京ゲームショウ 2024のMSIブースでは試遊機が複数用意されていたので触ってきたのですが、操作感かなり気に入りました。
奇をてらったギミックがあるわけではなく、7インチの画面の左右にグリップ形状のコントローラが備わっている。という、ゲーム機としての使いやすさに追求したデザイン。
左右のグリップは大ぶりで、しっかりとしたホールド感。
大人の手で握った時に、トリガー部へ自然と指が添えられるレイアウト。重量も約675gと700gを切っていて、重量バランスも良いので両手で持った時に負担と感じにくいのもいいですね!
さらに言えば、電源(Thunderbolt 4)が上部に配置。電源ボタンや音量ボタン、microSDカードスロットなど、ほぼすべてのボタンが上にまとまっているのもだいぶ理解ってます。手持ちで遊ぶ時に横や下にあると邪魔になっちゃうもんね。そうだもんね。
背面を見ると、排熱のためのスリットの多さによってこれが「ゲーミング」カテゴリだというのが実感できるポイントかなと。コンパクトなボディながらもちゃんと熱をこもらないような設計をしているのはさすがのMSIですし、安定性を求められるゲームハードとしての作り込みを感じさせられてうっとりしちゃうね。
珍しいIntel構成も注目ポイント
スペックも実は注目ポイント。Claw A1Mでは「Core Ultra 7 155H」、もしくは「Core Ultra 5 135H」といったIntel構成なのが特徴となっています。
ざっくりとしたスペックとしては…
CPU:[Claw-A1M-004JP]Core Ultra 5 135H(14コア 18スレッド)/[CLAW-A1M-002JP]Core Ultra 7 155H(16コア 22スレッド)
グラフィック:インテル Arc グラフィックス
メモリ:16GB LPDDR5
ストレージ:512GB/1TB(M.2 NVMe)
画面:7インチ、フルHD(1,920×1,080 120Hz)
価格:上位モデルのCLAW-A1M-002JPで約10万円ほど
となっています。
この手のハンドヘルドPCってAMDの「Ryzen」シリーズがスタンダードだったんです。やっぱGPUが強いので。しかし、Core Ultraシリーズは内蔵の「Arc GPU」によって、ゲーミング性能が向上していると言われていますからね。
構成は定石からは外れつつつも、試遊している限りは快適でしたし(重めのタイトルではありませんでしたが)、なによりグリップ感・操作感共によし! と、トータルバランスで考えると、選択肢として強い。
長時間手持ちで遊ぶなら、これは絶対快適なヤツだと思うんだ。
Source: MSI
10/10 12:30
GIZMODO