「ScreenX with Dolby Atmos」でディザスター映画を鑑賞。結果、没入感マシマシで大正解でした

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Photo: はらいさん

映画を見たというより、大迫力の映像系アトラクションを2時間体験した気分。

映画館は超巨大なスクリーンに映像を映し出すIMAXを始め、全ての座席から音が出るFLEXOUNDなど、さまざまな鑑賞スタイルで映画を楽しむことができる時代へと進化しています。

なかでもラージフォーマットの1つであるScreenX(スクリーンエックス)は、通常の正面スクリーンに加え左右にも映像が映し出される3面スクリーンが特徴とされており、270度の視界で作品が楽しめる、まさに次世代型スクリーンといえます。

先月には都内に特別なScreenXが誕生したため、これを機に初めて人生初となるScreenXを体験してきました!

TOHOシネマズ 池袋に"プレミアム"なScreenXが導入

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Photo: はらいさん

これまでTOHOシネマズでScreenXが設置されている映画館は全国で1館(熊本)のみでしたが、ついにTOHOシネマズ 池袋に「ScreenX with Dolby Atmos®」が7月12日に導入されました。

こちら関東最大級の全長約50メートルの3面スクリーンDolby Atmos(ドルビーアトモス)、そしてプレミアムボックスシートも兼ね備えた全く新しいプレミアムシアターとなっています。

そもそも3面スクリーンで見る映画体験とはどのような感じなのか、まだイメージが湧かない方も多いと思うので、まずはScreenX版映画『ツイスターズ』の予告編をご覧ください。

ScreenXとディザスター映画の組み合わせって、もしや最強なのでは?

今回ScreenX with Dolby Atmosで鑑賞した映画『ツイスターズ』の場合、すべてのシーンが3面スクリーンに対応しているわけではなく、会話や日常シーンなどは正面スクリーンのみ映像が流れ、広大な自然やアクションシーンなどになると左右のスクリーンにも映像が映し出されるといった感じでした(割合でいうと5:5ぐらい。)

映画『ツイスターズ』をScreenXで見て感じたことは、ディザスター映画とScreenXの相性は想像以上に良かったということ。本作では主人公たちがいくつも登場する竜巻を消滅させるためにあれやこの手を使うのですが、なかでも竜巻に囲まれたシーンはまるで自分もそこにいるかのような感覚を味わうことができました(迫力ありすぎて鳥肌が立ったほど。)

個人的に思うディザスター映画の面白さは、ほかのジャンルに比べて何倍もハラハラドキドキする気分が味わえることだと思っていますが、ScreenXで見ることで作品への没入感は通常のスクリーンに比べ何倍も増すため、今回見た映画『ツイスターズ』とScreenXのコンビネーションはまさに完璧な組み合わせのように感じました。

「ScreenX Premium Theater」の外観と中はこんな感じ

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こちらがTOHOシネマズ池袋のスクリーン10に誕生した「ScreenX Premium Theater」です。ゴールドを背景としたオシャレな入り口からは既に通常のシアターとは異なる雰囲気が漂います。

一体この先にはどんな光景が広がっているのか、入り口を抜けシアター内の中心部から全体の様子がわかる360度写真を撮影してみました(グリグリ回して見てください。)

総座席数は315席。正面スクリーンの大きさは縦6.0m×横14.4mで、左右のスクリーンを足すと全長約50mになるとのこと。撮影した写真を見ると、左右のスクリーンはシアター後方ギリギリまで張り詰められているが確認できると思います。

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ScreenX=3面スクリーンと認識してましたが、こちらの「ScreenX Premium Theater」のスクリーンは全部で5面。映画を見る前は上映中スクリーンの境目が気にならないのかな?と思ったものの、特に気になることなく映画に集中できました。

正面スクリーン)はシアター中央後方のプロジェクターから映像が映し出されるのに対し、左右のスクリーン①・②・④・⑤)については両壁面の上部に取り付けられたプロジェクターから映像が映し出される仕組みとなっていました。

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こちらがシアター内に設置されたScreenXロゴ入りの大型プロジェクター。天井から吊るされているのに加え、スクリーン内で剥き出しのプロジェクターが見れるのはなかなか興奮します。

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座席からの視界はiPhone 15 Pro(超広角)で撮影。※実際はもっと左右の映像が視界に入ります。 

ScreenXで映画を見ると決めたとき、どの座席を予約するか正直迷いました

今回は敢えてリサーチをせず、直感で映像に囲まれる体験が1番味わえそうなH-15・16の座席を事前に予約しましたが、結果的に5面スクリーンからは近すぎず遠すぎずといった程よい距離感で没入感も存分に得ることができた見やすい席だったため大満足です。

ScreenXは5面スクリーンのどこを集中して見るべき?

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先ほどもお伝えしたように、映画『ツイスターズ』の場合は約5割ほどの映像が左右のスクリーンに映し出されたわけですが、その際どのスクリーンを見るべきなのかというと、前方のスクリーンに全集中でOKあくまでも左右の映像は没入感を高めるためのサポート的な立ち位置のため、視点を敢えて変える必要はないように感じました。

左右の映像がサポート的な立ち位置のように感じた理由としては、正面のスクリーンに比べて左右の映像は少し暗めに調節されています。そのため良い意味で視界の邪魔になることはありませんでした。

Dolby Atmos対応作品なら、臨場感溢れる音も同時に楽しめる

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ScreenXで映画を見たことで作品への没入感がより一層高まったのはもちろんですが、天井にいくつも設置されたDolby Atmosスピーカーも最高の環境づくりに大きな役割を担っていて、特に竜巻のシーンでは椅子が僅かに震えるほど臨場感たっぷりの音を楽しむことができましたよ。

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最後に、TOHOシネマズのスタッフの方のお話によると、「ScreenX with Dolby Atmos」のおすすめの鑑賞位置は中央より少し前とのこと。また、左右に映し出される映像はエフェクトのような感じで、没入感を高めるものなので上映中は前方スクリーンだけを見てほしいとのアドバイスも戴きました。

スクリーンに囲まれて見る映画体験は、おそらく作品のジャンル次第で感想はかなり変わってくるように思えます

ScreenX with Dolby Atmosの鑑賞料金は一般料金に加えてプラス900円。「存分に没入した状態で映画を楽しみたい」+「大迫力且つリアルなサウンドを楽しみたい」+「全く新しい映画体験を味わいたい」といった方には是非ともオススメできます。

個人的にはラージフォーマットの中でIMAXの次に好きな鑑賞スタイルとなりましたが、今後も最新施設が導入された映画館が誕生した際には新たなレポートをお届けしていきますね。お楽しみに!

Source: YouTube, TOHOシネマズ

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