セブンイレブンの歴史。始まりはテキサスの氷屋さんだった

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Image: Ned Snowman / Shutterstock.com

今から50年前、東京の豊洲に日本初のセブン-イレブンがオープンしました。

アメリカで生まれたセブンですが、日本で形成された独自のコンビニ文化は外国人旅行者にも人気のようです。

今回は日本上陸前から遡り、セブン-イレブンのルーツをたどってみました。

生まれはテキサス

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Image: 7 eleven

セブン-イレブンのはじまりは約100年前。1927年、アンクル・ジョニーと呼ばれていた男性がテキサス州ダラスにて小さな氷屋さんを始めました。

まだ冷蔵庫が一般的ではなかった当時、お客さんからの要望に応えて、卵や牛乳、パンなども扱うようになります。日曜日や夜など、他の店が閉まっている時間にも営業していたそうです。

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Image: shutterstock/Tupungato

セブン-イレブンという名前になったのは、1946年のこと。ご存知のとおり、朝の7時から夜の11時までオープンしていることが由来です。お馴染みのロゴもこのときに誕生しました。

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Image: 7 eleven

1963年、初の24時間営業が始まります。テキサス州オースティンの大学近くの店舗にて、忙しい学生のために夜通し営業がスタートしたそうです。このアイデアは大ヒットし、すぐに他の店舗にも広まりました。

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Image: 7 eleven

アメリカのセブンの定番、Slurpee®(スラッピー)が発売されたのは、その2年後の1965年です。

50年前、日本1号店がオープン

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Image: セブン-イレブン

1973年、アメリカでセブン-イレブンを展開するサウスランド社(現7-Eleven,inc.)とヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)が事業提携をします。

そして1974年5月15日、日本初のセブン-イレブンが東京の豊洲にオープンしました。

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Image: セブン-イレブン

日本で24時間営業が始まったのは1975年。意外にも初めて実施された店舗は、福島県にある虎丸店でした。

1991年、日本が買収

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Image: 7 eleven

1980年代に入ると、サウスランド社は経営難に直面します。

イトーヨーカ堂グループは1991年、再建支援のためサウスランド社発行株式の69.98%を取得。日本による総合的な支援の結果、経営参画からわずか3年でサウスランド社を黒字経営へ回復させました。

そして2005年にセブン&アイ・ホールディングス設立。米7‐Elevenを完全子会社化しました。ちなみに、ライブドアのニッポン放送敵対的買収事件も同じ年の出来事ですって。

2007年、全世界で32,000店を突破。マクドナルドを超え、世界最大のフランチャイズ店になりました。なお2024年現在、セブン-イレブンは世界18の国と地域に40,000店舗以上あります。

カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたニュースも話題ですが、今後どうなっていくのでしょうか。

あの商品たちはいつ生まれた?

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Image: セブン-イレブン

パリッとした海苔を味わえるおにぎりフィルムがデビューしたのは1978年、おでんはその翌年1979年にお目見えしました。

蒙古タンメンが発売されたのは2008年。

今ではお馴染みのセブンカフェは2013年から。つい最近のことのようですが、もう10年以上前なんですね。

Source: 7eleven, セブン‐イレブン・ジャパン, セブン&アイ・ホールディングス

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