ハリケーン、100万ドル相当のコカインを海岸にぶちまける

ロゴマークが気になる…。

最大風速毎秒30mを超える勢力でフロリダ州に上陸し、深刻な被害をもたらしているハリケーン「デビー」が、とんでもないものまで残していったようです。

コカイン、海岸に打ち上げられる

国境警備隊マイアミ支部のサミュエル・ブリッグズ2世支部長代理は5日、暴風雨によって南部フロリダ・キーズの海岸にコカインの包みが25個打ち上げられたとXに投稿しました。

打ち上げられたコカインの重量は31.7kgで、末端価格は100万ドル（1億4400万円）相当とのこと。発見した市民が当局に通報してくれたのだとか。ロゴマークが何を意味するのかわかりませんが、怪しすぎるので通報必至です。

漂着するコカインたち

ハリケーンは、違法薬物まで一緒に上陸させちゃう習性があるようです。2019年には、ハリケーン「ドリアン」の通り道になった海岸2カ所で、コカインの包みが十数個発見されています。

また、ハリケーンや暴風の力を借りるまでもなく、波に運ばれてコカインが漂着するケースも。今年6月には、同州アメリカ島でハクトウワシをロゴにした怪しげな包みが発見されました。当局によると、約32kgあったコカインの末端価格は480万ドル（7億円）だそう。

さらにその約1年前には、バケーションで家族と釣りを楽しんでいた同州タンパのジェーン・キャスター市長が、25個に分けられた合計31.7kgのコカイン入りの包みを発見。末端価格は約110万ドル（約1億6000万円）といわれていました。こちらは蝶々のロゴ。重さや分け方にもルールがありそうだし、ロゴマークも意味がありそうだし、怪しさ満点すぎます。

拡大するデビーの被害

5日にフロリダ州へカテゴリー1の勢力で上陸し、フロリダ州とジョージア州を横切って大西洋に抜けたハリケーン「デビー」は、熱帯低気圧に弱まった現在（日本時間8日午前時点）も、豪雨と洪水被害をもたらしながら南東部沖を時速4.8km（毎分80メートル）で北上しています。これまでに、少なくとも6人が死亡しているとのことです。

ハリケーン「デビー」による停電は25万世帯に達しましたが、日本時間8日午前10時30分の時点で1万世帯を切るところまで復旧しています。

熱帯低気圧になったとはいえ、極端に高い気温と海水温を燃料にしたデビーが南東部に豪雨と洪水をもたらす可能性があるため、まだまだ安心できません。

Reference: Accu Weather, USA Today

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