Google Pixelスマホで「AirDrop」する方法。ファイルを簡単に共有

Photo: 山田ちとら

iPhoneじゃなくてもできます。

あなたのPixelスマホからお近くのAndroidスマホ、Chromebook、またはWindowsパソコンへ。ワイヤレスで手軽にファイルを共有できるQuick Share(クイック共有)」機能が、2024年2月にリリースされました。

クイック共有を使えば、写真・動画・ドキュメント・音声ファイル・またはフォルダ丸ごとを、必要な時に必要な相手にだけ送ることができます。

もう自分のスマホから自分のパソコンへわざわざメールでファイルを送らなくてもOK。友人や家族と撮った写真をその場ですぐに共有できるのも便利です。

ふたつのファイル共有機能が合体

え、そんなの前からあったでしょ?と思った方、図星です

Android OS端末には「ニアバイシェア」、そしてサムソンのOne UIを搭載したGalaxy端末には「クイック共有」が以前から備わっていましたが、このふたつのファイル共有機能に完全な互換性はありませんでした。

ニアバイシェアがクイック共有に統合されたことで、ファイルを共有し合えるデバイスの幅がグッと広がったんですね。

クイック共有を使う条件

ファイルを共有するには

  • 共有したい相手との距離が近いこと(端末によっては30cm以内が推奨されています)
  • 自分と相手がいずれも同じアプリを使用していること
  • やり取りに使うアプリがクイック共有に対応していること

以上が条件となります。

ファイルの送受信に「Bluetooth Low Energy」と「Wi-Fi Direct」を採用しているので、クイック共有を使う時は送る側、そして受け取る側の双方の端末においてBluetoothがオンになっている必要があります。また、双方の端末の位置情報がオンになっていることも条件です。

クイック共有を設定する

画面を上から下にスワイプします。

Quick Share(クイック共有)]タイルをタップします。

Quick Share ]タイルが表示されない場合は、画面中ほどにあるえんぴつの形をした[ 編集アイコン ]をタップし、すべてのタイルを表示します。[ Quick Share ]タイルも画面下の一覧の中に表示されるはずなので、長押しして画面上へドラッグし、クイック設定に追加しましょう。

Quick Share ]タイルをタップしたら、まず共有を許可するユーザーを選択します。

自分のデバイス ]を選択すると、同じ Googleアカウントを使用しているデバイスすべてにあなたのデバイスが公開されます。 自分のデバイスの画面がオフでも公開されます。

連絡先 ]を選択すると、 自分のデバイスの画面がオンで、ロックが解除されている間に限って連絡先に登録されていて、かつ近くにいる人にあなたのデバイスが公開されます。

全ユーザー ]を選択すると、自分のデバイスの画面がオンで、ロックが解除されている間に限って近くにいる人全員にあなたのデバイスが公開されます。[ 10分間のみ ]を選択すると、10 分後に公開設定が自動的に以前の設定に戻るのでプライバシー保護に有効です。

次に、左下の[ 設定 ]をタップします。[ デバイス名 ]をタップすると、相手の端末上に表示される名称を設定できます。

クイック共有を使ってファイルを送る

アプリからコンテンツ(写真、ウェブページなど)を開きます。今回はフォトアプリから写真を一枚送ってみましょう。

フォトアプリの左下にある[ 共有アイコン ]をタップし、次に[ クイック共有アイコン ]をタップします。共有したい相手のデバイスが表示されていることを確認し、デバイスのアイコンをタップします。複数のデバイスをタップすれば、複数の相手に共有することができます。

相手のデバイスで共有リクエストが承認されるのを待ちます。

また、進行中の転送をキャンセルする場合は、同じデバイスをもう一度タップします。

ファイルの送信が完了しました。

クイック共有がうまくいかない!そんな時は…

トラブルシューティングとして以下の手順を試してみてください。

  • 両方のデバイスで Bluetooth がオンになっているかどうかを確認する
  • 両方のデバイスで位置情報がオンになっているかどうかを確認する
  • デバイス間の距離を近づける
  • 自分のデバイスで機内モードをオンにしてからオフにする

または、相手のデバイス上であなたのデバイスが共有を許可するユーザーのうちに含まれているかどうかを確認しましょう。

ファイルを送りたい相手のデバイスがほかの人とコンテンツを共有している場合は、すべての共有が終了するまで待ってから、再度共有を開始してみてください。

Source: Google (1, 2)
Image: 山田ちとら

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