冷凍王子が厳選CO・OP「お買い得の冷凍野菜」5選

冷凍王子がオススメするCO・OPの冷食野菜をご紹介!※写真は一部加工しています(写真:編集部撮影)

切ったり皮をむいたりが大変な野菜。

下処理が面倒なので、買うのをためらったことはありませんか? でも、食事の栄養バランスを考えると野菜は摂りたいものです。そんなときには、冷凍野菜の力を借りましょう!

「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』や、『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが挙げる今回のテーマは、「面倒を解決する冷凍野菜」。

本稿ではコープ(日本生活協同組合連合会)の冷凍野菜を取り上げつつ、その実力をご紹介します。

冷凍王子オススメ、CO・OPの「お買い得冷凍野菜」と「アレンジメニュー」を写真で見る(14枚)

冷凍野菜の便利なところは、なんといっても時短で調理できること。

あらかじめ工場で野菜を洗浄、皮むき、カット、下ゆでなどがなされているため、面倒な下ごしらえの必要がありません。皮や芯も取り除かれているので、ゴミが出ないのもエコで魅力です。

新鮮さもバッチリです。

旬の時期に収穫した野菜を使っているため、おいしさやみずみずしさがキープされています。生鮮野菜に比べ天候不順などによる価格高騰の影響を受けづらいので、1年中安定した価格で購入できるのもうれしいですね。

ホームフリージング(家庭で冷凍する方法)との最大の違いは、衛生面。

安全性が高いことです。家庭での冷凍だと、どんなに気をつけても完璧な衛生管理は難しいですが、冷凍食品工場では徹底された品質管理が行われています。大人はもちろん、免疫力がまだ低いお子さんに離乳食の素材として使うときにも、安心感があります。

5大「面倒くさい野菜」を冷食で!

今回取り上げるのは、いろいろと「面倒くさい」野菜たち。筆者イチオシのコープの冷凍野菜5選と、レシピをご紹介しましょう!

※本稿に記載の商品価格は税込み/編集部調べ(2024年8月)
※店舗や時期によって在庫状況の変動、価格・パッケージ・内容量の変更や販売終了などになることがあります
※調理は、それぞれの商品パッケージの記載方法にしたがってください

①北海道のとろろ芋(298円)

ネバネバですりおろすのが面倒な人にピッタリ!(写真:編集部撮影)

マグロの刺身にかけたりご飯にのせたりと、ちょっとだけ使いたい「とろろ」。ですが、生鮮の長芋は日持ちせず、余らせた結果、腐らせてしまうことも。皮をむいたり、すりおろしたりするのも、ヌルヌル、ネバネバして手間ですよね。

そんなとき、すりおろした冷凍とろろが大活躍。コープの商品は1袋が40gの小分けになっていて、流水を当てるだけですぐに解凍できます。

生産地は北海道。旬の時期に収穫し、工場でていねいに皮をむき、すりおろしてから急速凍結しているので、風味も粘りも新鮮そのものです。

■とろろ和風パスタ

そばやうどんだけではなく、パスタにも!(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

【材料(1人分)】
冷凍とろろ 80g
スパゲッティ(1.6mm) 100g
卵黄 1個
きざみ青ねぎ 適量
★和風だし(顆粒) 小さじ1
★しょうゆ 小さじ1
★オリーブオイル 小さじ2

【作り方】
①冷凍とろろは流水で解凍しておく。
②スパゲッティは塩(分量外)を加えたお湯でパッケージに書いてある時間通りゆで、ボウルに入れて熱いうちに★を加えてしっかり混ぜる。
③器に②を盛って中央に卵黄をのせ、その周りにとろろをかけて、仕上げに青ねぎを散らす。

ヌルヌルが苦手な人にオススメ

②さといも(398円)

ヌルヌルで皮むきが面倒!という人はこれ(写真:筆者提供)

生鮮のさといもはぬめりがあって、下処理が苦手な方も多いですよね。コープの冷凍さといもは、皮をむき、加熱後に冷凍されていて、とても便利です。料理の時短にもつながります。

コープには薄皮を残した粗むきタイプもあります。食べられる部分を捨てずに、廃棄ロスを減らしたこだわり商品です。凍ったままだし汁で煮れば、カリウムや食物繊維など栄養もたっぷりな煮物がすぐに完成! 

定番の煮物以外に、洋風にアレンジした食べ方もおすすめです。

チーズと一緒に焼いて洋風に

■さといものカリカリチーズしらす焼き

洋風メニューにも活躍(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

【材料(2人分)】
冷凍さといも 200g
水 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
ピザ用チーズ 80g
しらす干し 30g
青のり 適量

【作り方】
①耐熱ボウルに冷凍さといもと水を加えたら全体を混ぜ、表面をぬらす。ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)で6分加熱する。半解凍でOK。
②電子レンジから取り出したら粗熱を取り、包丁で5〜6mm幅くらいにカットする。
③フライパンにオリーブオイルをひいたら、フライパン全体にしらす干しを散らし、その上にピザ用チーズをのせ、カットしたさといもを並べる。
④中火にかけてチーズが溶けてきたら、ヘラでさといもを押しつける。底面がカリカリになったらひっくり返し、反対側も焼く。
⑤さといもに焼き目が付いたら、まな板に出し、食べやすいサイズにカットして皿に盛る。青のりをふりかける。

③九州のささがきごぼう(298円)

泥落としやささがきが不要!(写真:編集部撮影)

ごぼうは洗うのも面倒、切るのも面倒で、買うのを避けている人も多いのでは? しかし、食物繊維やポリフェノールなども豊富なので、栄養面でもぜひ食べたい野菜です。

コープの冷凍ごぼうは、洗ってささがきに切ってあり、アク抜きも済んでいます。バラ凍結されているので、必要な量だけ取り出して使えるのも便利ですね。

九州産のほか青森産もあり、ごぼうを新鮮なまま凍らせているので、甘みがあってとてもおいしく、シャキシャキ食感もしっかりと楽しめます。

ど定番の和食も冷食でカンタン

■きんぴらごぼう

定番メニューは作り置きにも!(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

【材料(4人分)】
冷凍ごぼう 200g
にんじん 50g
ごま油 大さじ2
★みりん 小さじ4
★しょうゆ 小さじ4
★和風だし(顆粒) 小さじ1
いりごま(白) 適量

【作り方】
①にんじんは、冷凍ごぼうと同じくらいの大きさに切る。
②鍋でごま油を熱し、にんじんを炒め、火が通ったら冷凍ごぼうを凍ったまま加える。
③ごぼうに火が通ったら、あらかじめ合わせておいた★を加え、汁気がなくなるまで炒める。
④器に盛り、いりごまをふる。

④北海道のかぼちゃ(328円)

硬くて切るのが面倒な人に!(写真:編集部撮影)

βカロテンなどが豊富で栄養価の高いかぼちゃですが、生鮮のかぼちゃは硬くて切るのが大変です。

冷凍かぼちゃなら、食べやすい大きさにカットされ、蒸した後に冷凍されているので、お手軽です。凍ったまま調味料で煮るだけで煮物ができますし、解凍してそのまま食べても十分においしいです。

また、生鮮のかぼちゃは、1個丸ごとだと切ってみないと中の状態がわからず、傷んでいたり、熟していなかったりするものに当たることも。その点、コープの冷凍かぼちゃは熟成・糖度管理にこだわっているので、甘くておいしいこともポイントです!

おしゃれなデリ風サラダも楽ちん

■かぼちゃとレーズンとくるみのデリ風サラダ

おしゃれサラダも冷凍野菜ならすぐできる!(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

【材料(2人分)】
冷凍かぼちゃ 200g
ラムレーズン 20g
くるみ 15g
マヨネーズ 15g
プレーンヨーグルト(無糖) 30g

【作り方】
①冷凍かぼちゃを耐熱容器に入れ、ラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分加熱する。
②ラップを外し、粗熱を取る。
③ボウルにマヨネーズとプレーンヨーグルトを混ぜ合わせておく。ここに冷ましたかぼちゃ(皮つきのまま)、ラムレーズン、粗くつぶしたくるみを加え、かぼちゃをつぶしながら混ぜ合わせる。

⑤北海道の玉ねぎみじん切り(322円)/国産野菜のみじん切りミックス(328円)

玉ねぎを包丁でみじん切りにするのは、目にしみて痛くなり、時間もかかりますよね。においも手につきます。これらの悩みも、冷凍の玉ねぎみじん切りを使えば、一発解決です!

コープの冷凍玉ねぎのみじん切りはカットサイズが小さく、均一に切られているのがポイント。炒めるときにもすぐ火が通り、ハンバーグのタネなどに混ぜ込むときにも重宝します。

コープでは、玉ねぎ、にんじん、ピーマンの3種の「みじん切りミックス」も大人気。それぞれの野菜を揃えると使い切れずに傷んだり、値段も高くなったりと悩みも多いですが、ミックス野菜の冷食は、そんな問題にも応えてくれます。

人気の「みじん切り冷食」2つ(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

今回は「冷凍みじん切りミックス」を使ったレシピをご紹介しましょう。

手間がかかるインド料理に活用!

■野菜たっぷりシンプルキーマカレー

お肉少なめでも大満足の仕上がり(『CO・OP 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)より)

【材料(2人分)】
冷凍みじん切りミックス 200g
牛豚合いびき肉 200g
サラダ油 小さじ2
にんにく(みじん切り) 小さじ1
しょうが(みじん切り) 小さじ1
水 150ml
カレールウ 3かけ
ウスターソース 大さじ1
ごはん 360g(1人前180g)

【作り方】
①フライパンを中火にかけ、サラダ油、にんにく、しょうがを入れ、香りが出てきたらひき肉を入れる。
②肉の色が変わったら、凍ったままの冷凍みじん切りミックスを入れる。
③玉ねぎが透明になったら、水を入れて5分ほど煮る。野菜が柔らかくなったらカレールウを入れる。
④ルーが溶けてとろみがついたら火を止め、ウスターソースで味を整える。
⑤皿にごはんを盛り、④をかける。

コープの冷凍野菜は国産へのこだわりが特徴です。

日本で流通している冷凍野菜の約90%以上が外国産ですが、コープは取り扱いの約70%以上が国産で、業界トップ。また、商品そのものの検査はもちろん、収穫される土地の土壌検査、残留農薬検査など、さまざまな検査も実施しているので、安全安心です。

まずは「面倒くさい」の解決から

今回ご紹介しているコープ冷凍食品は、各生協の宅配やコープのスーパーで取り扱いがあるので、気になった商品があればぜひ探してみてくださいね。

これまで冷凍野菜を使ったことがない方、どのように使えばいいのか悩んでいる方は、「面倒くさい」の解決から試してみてはいかがでしょうか? きっと冷凍野菜の魅力に気づくはずです!

(構成:田中詢子)

『コープと冷凍の専門家が本気で考えた! ぐぐっと時短&もっと絶品! 感動の冷凍野菜レシピ』(宝島社)

(西川 剛史 : 冷凍生活アドバイザー)

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