無印で「50代60代」の暮らしが心地よくなるヒント
*外部サイトでは写真をすべて見られないことがあります。そのときは本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください。
家族も自分自身も変化する日々の中で
【name】後藤由紀子さん
【profile】沼津の路地裏にある器と雑貨のお店「hal」の店主。その審美眼と暮らしぶりにファンが多く、著書も多数。インスタグラム@gotoyukikodesu
【age】55歳
【housing pattern】一軒家
【housemate】夫(60歳)
(出所:『大人が選ぶ無印良品』)
「子どものお弁当を作っていた時期は1日3食4人分の料理をしていましたが、自分の体力や気力が落ちてきたことも感じて、今は朝晩だけ作り、ときどき外食も。自分を甘やかせるようになりました」
また、床座のときにラクなように座いすを買ったり、キッチンでは1歩でだいたいのツールが取れるように収納を工夫したり、暮らしやすさも日々アップデート。
「生活雑貨を探すときは、やっぱり無印良品に行くことが多いですね。機能性もよくて、安心感がありますから」
(写真右・上)木製のティッシュボックスとウェットシートケース(8)は並べて置いておくと使いやすい。ウェットシートにありがちな目立つパッケージを隠してくれ、インテリアに統一感を出してくれます。
(写真右・下)リビングの一角に思い出をディスプレイ。リビングの棚の上には、子どもが小さいころに描いた絵を飾っています。アクリルフレーム(7)を選んだ理由は縁のないデザイン。 重たい印象にならず、すっきり見えるところが気に入っています
(出所:『大人が選ぶ無印良品』)
意識している「今のうち」という考え方
そんな変化する暮らしのなかで後藤さんがつねに心がけているのが、なんでも「今のうち」と考えること。
「子どもと24時間いっしょにいられる3歳までは育児をしっかりやろうとか、期限を意識して行動することが多いですね。今は動けるうちに動こう!と思っています」
後藤さんのお宅を一言で表現すると、“くつろげる家”。木の家具や味わいある雑貨などが並び、懐かしい雰囲気が漂います。
「うちはダラダラしてOKの、緊張感なしの家(笑)。家でくつろがないで、どこでくつろぐの?って思うんです」
リラックスできる空間づくりのために大切にしているのは、もののデザインや色、素材を厳選すること。プラスチックのものはできるだけしまい、自然素材のナチュラルなものだけを見せるように。
「ガチャガチャしたものが目に入ると、リラックスできないんですよね。だから、シンプルで情報量が少ない無印良品のアイテムはすごく重宝しています」
(写真中央)最近キッチンのダストボックス(10)を新調。横開きのものを探していたので、フタを選べるのがすごくよかったです。キャスターがつけられるところも◎。
(写真右)洗面台を昨年末にリフォーム。歯ブラシは乾きやすいようにスタンド(12)に。コップ(13)は同じく無印良品のフックにかけて、収納しながら水けをきって
(出所:『大人が選ぶ無印良品』)
いい意味で「普通で、さっぱり」
無印良品のアイテムを最初に見たときは、衝撃だったと話す後藤さん。
「デザインされすぎているものが多いなかで、いい意味で普通で、さっぱりしていて素敵!と感じました。それからずっと愛用しています。店舗数が多いので、地方に住んでいてもすぐ買い足せるのもありがたいですね」
(写真右)買い物やランチに持っていきたい味わいのある竹素材のかご(16)。お財布やスマホなど必要なものが入るサイズ感。部屋の中で収納に使ってもいいですね
(出所:『大人が選ぶ無印良品』)
出張や旅行を楽しむ日々
最近の楽しみは、出張を兼ねて会いたい人に会いに行くことと、子どもが巣立って気軽にできるようになった夫婦旅行。食も器も大好きなので、全国各地のおいしいものを味わうことも旅の目的のひとつなのだとか。
「病気になって食べられなくなることもありえるので、これも“今のうち”。いろいろな場所に足を運ぶようにしています」
(撮影:佐山 裕子 文・石澤 聡美)
(主婦の友社)
06/05 15:00
東洋経済オンライン