「白鶴」の酒造り、洗米から火入れまでガラス越しに見学できる醸造所開設…数量限定の純米大吟醸の販売も

 酒造りを身近に感じてもらおうと、白鶴酒造(神戸市東灘区)は、ガラス越しに酒造りを見学できる小規模醸造所「HAKUTSURU SAKE CRAFT」を資料館内に開設した。

新たに開設されたガラス張りの小規模醸造所(神戸市東灘区で)

 9月に新設したガラス張りの醸造所は約37平方メートル。 こうじ を造る麹室や発酵タンクにも窓が設けられ、来館者は醸造設備のほか、日程が合えば、洗米から火入れまで酒造りの全工程も見ることができる。

 小規模な造りのため、これまで使用していない酵母を用いたり、醸造方法を変えたりして、新たな日本酒やその他の酒の製造に挑戦しやすい利点があるという。その第1弾として、この醸造所で初めて造られた純米大吟醸(税別4000円)を10月5日から数量限定で販売している。

 担当する伴光博・執行役員技師長は「あまり目にすることのない設備や酒造りの様子を見て、関心を持つ機会になればうれしい」と話している。資料館は無料。

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