セブン銀行、ローン審査に買い物履歴の活用開始…収入不安定でも借りやすくなる可能性も

 セブン銀行は16日、個人向けローンの与信審査にグループの購買データを活用すると正式発表し、同日から運用を始めた。インターネットを通じて単発の仕事を受ける「ギグワーカー」など働き方が多様化するなか、収入が不安定な人でもローンを借りやすくなる可能性がある。

セブン銀行

 新たなサービスは、セブン―イレブンを始めグループ各店舗、提携先での買い物履歴などの情報を蓄積した会員基盤「セブンID」を活用。店舗で購入した商品や金額、頻度などの情報を活用して審査を行う。これまでは年齢や職業、年収などの情報を基に審査を行っていた。会員の購買情報は事前に同意した場合に限って利用するという。

 セブン銀の口座数は約300万で、個人向けローンの融資残高は500億円を超えた。約3400万人の会員数を持つセブンIDを結びつけることで金融サービスの拡大を目指す。

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