9月のFOMC、利下げ幅めぐり委員対立…ボウマン理事以外にも複数人が0・25%下げを支持

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、9月17~18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。大半の参加者が通常の倍にあたる0・5%の利下げを支持した一方、複数人が0・25%の利下げが望ましいとの考えを示していたことがわかった。

 FRBは9月の会合で、インフレ(物価上昇)の再燃よりも雇用の下振れリスクが高まっているとして政策金利を0・5%引き下げ、年4・75~5・00%とすることを決定した。利下げは4年半ぶりとなる。

 会合では0・25%の利下げを主張したボウマン理事のみが反対票を投じていたが、実際には他にも0・25%を支持する参加者がおり、FOMC内で意見が分かれていたことが明らかになった。

ジャンルで探す