日経平均株価、終値は903円高…金融緩和に前向きな高市早苗氏勝利の可能性を意識

 27日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)の終値は、前日比903円93銭高の3万9829円56銭だった。2日連続で大幅に値上がりした。自民党総裁選で、金融緩和に前向きな高市早苗・経済安全保障相が勝利する可能性が意識された。

東京証券取引所

 午前は、前日の米ハイテク株高を受けて半導体関連株が値上がりした。大規模な景気刺激策を打ち出した中国で事業展開する機械や化学株も上昇した。

 日経平均の上げ幅は午後に急拡大した。自民党総裁選の投開票が始まり、途中経過で高市氏が勝利する可能性が高まったためだ。取引が終わる午後3時までに結果は判明しなかったものの、高市氏の金融緩和を想定した円安・ドル高が進み、企業業績が改善することから株高につながったとみられる。

 東証株価指数(TOPIX)は19・82ポイント高い2740・94。

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