日経平均は一時1000円超上昇…米利下げペース「緩やかになる」との見方から円安進行で

 19日の東京金融市場は、円安・株高が進んだ。

東京証券取引所

 米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを受けて日米金利差の縮小が意識されたものの、今後の利下げペースが想定より緩やかになるとの見方が広がり、一時は1ドル=144円目前まで円安・ドル高が進行。午後5時、前日(午後5時)に比べて63銭円安・ドル高の1ドル=142円50~52銭で大方の取引を終えた。

 株式市場では、日経平均株価(225種)が一時、前日終値比で1000円超上昇した。円安で収益が押し上げられる自動車や電機といった輸出関連を中心に幅広い銘柄が買われた。日経平均の終値は、前日比775円16銭高の3万7155円33銭だった。

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