バレイショ40%高・トマトやタマネギ28%高、生鮮食品の高騰続く…農水省が価格調査
生鮮食品の高騰が続いている。農林水産省が18日に発表した食品価格動向調査によると、野菜の全国平均小売価格(1キロ・グラムあたり)はジャガイモが平年より40%高い546円など、調査対象8品目のうち7品目が平年を上回った。平年より安かったのはキャベツ(14%安の163円)だけだった。
ジャガイモは5月中旬以降、主産地の長崎や静岡、茨城での天候不順で出荷が少なかった。トマトは7月以降の高温による生育不良が影響し、28%高い1095円。タマネギも28%高い357円だった。
食肉と魚介類は、調査対象8品目のうち国産牛肉(冷蔵ロース)を除く7品目が平年を上回った。輸入牛肉(冷蔵ロース)は100グラムあたり384円で平年より23%高い。
加工食品は調査対象16品目全てが平年を上回った。牛乳(1リットルあたり)は15・7%高の320円、食用油(サラダ油、1000グラムあたり)は10・1%高の446円だった。
調査は9~11日、全国470の小売店で実施した。
09/18 20:56
読売新聞