GMと韓国・現代自動車、EV共同開発などで提携を検討…テスラや中国勢に対抗

 【ニューヨーク=小林泰裕】米ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国・現代自動車は12日、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の共同開発・共同生産などで将来的に提携を検討すると発表した。米EV大手テスラや中国勢に対抗する狙いがある。

 EVやFCVの開発には多くの費用や期間がかかる一方、販売は想定ほど広がっていないため、提携によって開発コストを抑える。提携にはガソリン車の共同生産のほか、電池の原材料や鉄鋼の共同調達も含まれる可能性がある。

 韓国メディアによれば、現代自グループが海外の主要メーカーと包括的協力を結ぶのは初めてという。

 GMはホンダと2020年にEVの共同開発で合意したが、低価格帯のEVについては共同開発を中止した。現代との提携によってホンダとの関係に影響が出る可能性もある。

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