スーパーカー世代にはたまらない1台!? 走行距離はわずか350キロ 新品同様の“右ハン”極上車 最後のランボルギーニ「カウンタック」を発見
新車同様のコンディションを誇るランボルギーニ「カウンタック」が、クラシックカーをオンラインで取り扱う「クラシック・トレーダー」に出品されて話題になっています。いったいどのような個体なのでしょうか。
最初で最後の極上カウンタックを入手するチャンス
スーパーカーブームの立役者として高い人気を誇っていたのが、ランボルギーニが製造する「カウンタック」です。
初代モデルは同社「ミウラ」の後継モデルとして1971年に誕生し、天才カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏の監修のもと、傾斜勾配のきついスラントノーズとシザーズドアなど、当時から唯一無二の存在で日本国民を熱狂させました。
また、初期モデルであるLP400では、4リッターV型12気筒エンジンをミッドシップに搭載し、最高出力375psを達成、最高速度は公称値でありながらも300km/hの大台を超えたクルマということもあって、ランボルギーニの原点といえるモデルといっても過言ではありません。
その後、カウンタックは16年もの間改良を重ね続け、1990年の次期モデルである「ディアブロ」が登場するまで、ランボルギーニを支え続けてきました。
最終的にエンジンは5.2リッターまで拡大された結果、最大出力は455psまでアップされただけでなく、大パワーに耐えられるよう、大型リアウイングやオーバーフェンダーに収められるワイドタイヤなど数多くのアップデートをおこないました。
このようにスーパーカーの象徴ともいえるランボルギーニ・カウンタックですが、クラシックカーをオンラインで取り扱う「クラシック・トレーダー」に新車並みのコンディションの個体が出品されて話題になっています。
今回の出品車両の年式は1989年式で、最終モデルの「25th アニバーサリー」、ボディカラーはロッソ(赤)となっています。
さらに今回の個体はランボルギーニとしては非常に珍しい右ハンドル車となっています。
そして、最大の特徴は現存するカウンタックのなかでも、最も走行距離が少ないとされる218マイル(約350km)しか走行していない個体ということです。
オークションに登場した 1989年式の最終モデル
エクステリアはすでに完成形に近いLP400に、後のパガーニ社を成立したカーデザイナー、オラチオ・パガーニ氏が引き継ぐことで、カウンタック史上最もアグレッシブなデザインとなりました。
サイドスカートとフロントバンパーはより大型化し、さらに空力とパフォーマンスを重視したタッチとなります。
もちろん機能面も考慮されていて、ブレーキ冷却用のフロントバンパーエアベントや大型リアウィングからなる、冷却性能やダウンフォースは飛躍的に向上しました。
組み合わされるホイールは再設計された2ピースの15インチディープリムホイールでさらにワイドなタイヤを履きこなしています。
パワートレインは5.2リッターV型12気筒エンジンで、5速ミッションを介し、後輪を駆動させます。
インテリアはフルシャンパンレザーで囲まれ、ダッシュボードのみブラックという組み合わせです。
35年前のスーパーカーですが、初代モデルと比較すると大幅な改良が施され、エアコン、パワーウインドウ、遮音シートなど、快適装備はひと通り揃っています。
今回の個体のコンディションは非常に良く、エクステリアやインテリア、エンジンルーム全てにおいて、新車に近いコンディションといっていいでしょう。
さらに今回の出品に関しては、ランボルギーニの公式サービス センターで完全な定期点検が完了した状態で販売されます。
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今回の出品車両の価格は提示されておらず、要応談ということになっています。
ランボルギーニ史上で、もっともランボルギーニらしいクルマであるカウンタックの最終バージョンだけに購入価格は破格値が予想されています。
10/26 07:30
VAGUE